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海へgo!
水「遅いわね…」
御「んぁあっあつぃぃぃっッ……ひぃくんも秀くんも遅い!!」
梅「はぁ、騒がないでくださいよ、もっと暑くなります…」
御「だってぇぇえっ!!!」
翡「遅れてごめん!!」
秀「すまない」
水「あ、遅いわよ〜」
御「あづぃよぉぉっ」
翡「あはは、ごめんね〜?お詫びにみんなにアイスでも奢るからさ、ね?」
ふわふわ気持ちのいい栗色の髪の毛を撫でるとほんとに!!?と嬉しそうに……ほんとに尻尾が見えるんじゃないかと思うほどの笑顔をする。
翡「あ、浜田さん久しぶり」
浜「ん、久しぶりやなぁ〜?ごめんなぁ俺が来てもうて」
翡「いや全然だよ、それに美香ちゃんに何かあったら困るから」
浜田 爽(はまだ あきら)大学一年生で美香ちゃんの彼氏さん。見た目はチャラいけどお兄ちゃん基質のいいひと。
多分関西の方から来た人…?なのかな?
浜「せやな、美香は綺麗やから俺心配で心配でなぁ〜」
水「ちょっ!そーいうの言うのやめてよ」
浜「なんや、照れとるんか?」
うるさい!!と顔を赤くする美香ちゃんはほんとに可愛いと思う
俺たちは今日から3泊4日で俺達が住んでいる宮城から離れた愛知の水晶浜って言うところに生徒会メンバーで行きます。
きっかけは生徒会のグループメッセージがあって美香ちゃんが誘ってきたのが発端。
梅「あ、皆さん急がないとバスがててしまいますよ」
御「うそ!!急ご急ご!!ダッシュだァ!!」
「「「えっ、ちょ!!」」」
みんなで全力ダッシュで駅まで急いだ。
3年の俺たちは最後なのもあってどうせならこの夏休み中、生徒会メンバーで沢山遊ぼうということになったのだ。
俺としてはすごく嬉しい……絶対楽しいだろうし、秀一も……いるから。
ちなみに付き合い始めたことは誰にも言ってない。美香ちゃんは俺が秀一を好きだったことを知ってるけど……
近いうちに言わないといけないね、ちゃんと。
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