オレの乳首をアイツが味わってる。 舐められる甘さ、噛まれる痛さ、舌で捏ねられる心地良さ。 全部良かった。 今じゃとてもコイツは上手くなってる。 吸われてでてしまう細い声。 女の子みたいになってる。 ここで感じてしまう。 こんなところで。 でも、オレも男なのでガツガツしてる。 されるだけじゃなくてしたい。 アイツのデカいのを指で擦ってる。 女の子のアソコを弄るより、コイツのココを弄る方が実は楽しかった。 どうすりゃいいのかわかるし、何より手の中で震えたり脈打つソレがなんかもう可愛いかったし（まあ、可愛いなんてサイズじゃないし、実際1度酷い目に合わされた凶器なんだが）たまにうめく声が愛しかった。 先の穴なんかを責めてアイツがあえぐのが楽しい。 でもやっぱり責められんのはオレで。 胸ばかり弄られてると、この身体はもうおかしくなってしまってた。 オレのちんぽは触られないのにビクビクしてる。 クチュクチュ噛まれて舐められてんのは、乳首なのに。 乳首とちんぽが連動してる。 乳首の先を舌で執拗につつかれて、震えてるのはちんぽの方なのだ。 「ソコばっかり・・・」 思わず言うが、気持ちいい。 尻を振って言うからアイツは止めない。 オレが気持ちいいのは分かっているからだ。 オレが尻を振れば、握ってるアイツのがまたでかくなる。 いつもどこまででかくなるんだ、と思う。 オレも先から濡れてるそれを責め立てる。 やられっぱなしなわけにはいかない。 でもまたカリカリ乳首を齧られて、腰が勝手にやらしく揺れて。 それでもアイツのを手で必死で絞る。 アイツの尻も揺れている。 オレに打ち付けるように。 苦痛ではあったけれど、激しく打ち付けられた時のことを思い出して、オレは先にイってしまった。 あれは苦痛でしかなかったけれと、でも、1人の人間を完全に支配した瞬間で。 それを考えると脳が痺れて、そこに甘く乳首を吸われてしまったら、まあ、出てしまうよな、そら。 「ああっ・・・・」 オレが声を上げて射精する顔を、アイツが食入るように見ていた。 出してピクピクしているオレの性器も。 「可愛い・・・マジ可愛い・・・」 飢えたような目で見られた。 アイツのを掴んだままで止まってしまったオレの手を、アイツは上から握って、オレの手ごと自分のを扱く。 それを今度はオレは荒い息のまま、見つめる。 見たい。 コイツがいくとこ、見たい。 アイツの手も性器もどちらも熱くてオレをどちらも欲しがっていて、それに興奮した。 自分のちんぽを擦られているみたいに。 熱い目。 無機質ではない、茶色の目はオレだけを見てる。 オレしか欲しがらない男。 なんて可愛い。 可愛いのはお前だ。 オレは自分が射精している気持ちになれる。 お前が出す時は。 「 ！！」 許可してないのにオレの名前をよんで、迸らせるアイツのを自分の腹に受けた。 その熱さが好きだった。 引き寄せられ抱きしめられるのも。 「好き。好きです、先輩・・・」 何度もそう囁かれるのも。 オレが好き？ そんなに好き？ それが心地良かった。 何度もキスされるのも。 あれほど下手だったキスに今はぼんやりするほど蕩けさせられる。 全部好きだった。 オレのだ、そう思うと震えた。 オレからもその舌を求めた。 だってこれはオレのだ。 「好き・・・」 囁かれる低い声もオレのだ。 そこに喜びがある。 それからアイツはオレをそっとひっくり返す。 酷くオレを傷つけてた時からの、これは儀式みたいになってる。 アイツはオレの穴を舐める。 あの時酷く引き裂いたことを謝るかのように。 「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」 泣きながら血まみれのそこを舐められた時からオレはそうされると、狂ったように感じる。 謝るように悔いるように、舐めていくアイツの舌。 その熱さも必死さも。 罪悪感も。 それでもアイツが押し殺せない欲望も。 コイツがオレのモノであることを感じさせる。 オレを傷つけながら抱いたことが、コイツをオレに縛り付ける執着になっているのがわかる 舌は癒すように舐める。 もうない傷をさがすように。 そしてどうしようも無い欲望もそこにはある。 穴をほじるうにしてしまう舌。 その中にコイツが入りたいという欲望が隠せてない。 それを耐える想い。 罪悪感。 色んなオレへの気持ちが溢れて、それが更にオレを感じさせる。 「ああ、いいっ・・・あひぃ・・ああっ！！！]」 オレはよだれをたれながしてわめく。 オレの尻はやらしくゆれていた。 でもどんなに舌て舐めようと、穴の中に指も舌ももちろん性器を突っ込むような真似はアイツはしない。 オレが許してないから。 舌はこんなにオレの中に入りたがっているくせに。 そこにオレは満足する。 コイツが欲しがるのに、それを我慢出来るのに。 それらがコイツがオレのだと思わせてくれる 苦しげな呻き声は、オレの中に入りたくて堪らない声だ。 それがいい。 こんなにもオレがすき。 耐えられる程にオレが好き。 それが1番大事だった。 「出したい・・・」 オレが訴えたら、アイツは穴から舌を離して、何度も何度もオレの尻の狭間にゴリゴリと自分のデカいのを擦り付けはした。 名残おしそうに。 そこに挿れたそうに。 でも、挿れたりなんかしなかったし、そうさせてくれ、と頼みもしなかった。 それに。 満足する。 もっと欲しいと思ってたりはする。 せめて指だけでもそこを弄らせようか、とも思ったりもする。 流石に痛かったのをおぼえているので、ビビりもするからアイツのを挿れるのはちょっと・・・だけど。 でも。 こんなにしたいくせにしないコイツは、本当にオレのモノなんだと思えて。 後ろからオレの腿に挟み込み、荒い息づかいと激しい腰遣いで動き始めるアイツの動きに合わせ、オレも尻を揺らす。 デカいデカいアイツので、腿や会陰や玉や竿を激しく擦られる。 それは容赦ない動きで、コイツの我慢が限界なのが分かってそれがいい。 こんなになっても、絶対にオレに強いることをしないコイツがいい。 「好き、好き、好きだ！！」 聞こえてくる低く掠れる声がいい。 オレが先に出して、それでも止めて貰えないのもいい。 強く抱きしめられて、アイツが果てるのも。 その後、またキスが続くのも。 また始まってしまうのも。 オレは満足してた。 オレの事が大好きなオレの犬。 オレのモノ。 それを手に入れたから。 オレは。 分かっちゃいなかったんだ。 なんにも。