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関係 5

その夜アイツがやって来た。 試合の後はいつもより性急になる、 部屋に入るなり抱きしめられて、でも許した。 オレの服を脱がせるのも。 その腕に閉じ込められ、アイツが敷いた布団の上に押し倒されるのも。 ここまではいつもの通りだった。 「見てくれました?僕を」 アイツはオレの全身にキスしながら囁く。 確かめるようにキスされて、味わうように舐められる。 アイツは愛しげにオレのもう尖ってる乳首を齧る 「あっ・・・ふっ・・ああっ・・」 甘く鳴いてしまう。 ひくんひくん 一々感じて、身体も震えてしまう。 アイツはそれを見て幸せそうに笑う。 コイツは。 オレの。 オレだけを好きな。 オレだけに笑う。 そこに満足していた。 それで十分だと思っていた。 でも。 「見てた・・・お前・・・強いなぁ」 オレは認める。 コイツは美しい。 芸術だ。 あの技、あのキレ。 天才だ。 「とても、綺麗だった」 心から言ったならアイツは顔を輝かせる。 くしゃくしゃに笑う顔に手を伸ばし頬を撫でた。 愛しかった。 オレのオレの。 オレだけの。 「したい」 オレは言った。 アイツは不思議そうな顔をした。 してるじゃないか、と。 指はもうオレの乳首と性器の両方に延びていたし、そこを今日もたっぷり弄るつもりなのは分かってた。 「コレ、挿れたい」 オレは言った。 アイツのを握って。 その瞬間に破裂するんじゃないかという位それがでかくなり、アイツが真っ赤になった。 まるで何も知らない子供みたいな赤い顔。 いつもオレのケツの穴まで舐めて、いやらしくオレを何度もイカせるくせに。 そして怯えてた。 ちんぽはガチガチにして、ドクンドクンさせながら。 「・・・また傷つけてしまう」 ギラギラした目と怯えて震える唇の奇妙さ。 そこに興奮した。 コイツはオレが挿れたいと言った以上、命令に従わなければならないのだ。 どんなにしたくてもしないのと同じ位、オレを傷つけたくなくても傷つけなければならない。 オレの命令は絶対だから。 「指挿れて、解して・・・やれるとこまでやろう?」 オレは言った。 妥協する オレもまあ。 あの惨状は避けたかったし。 しばらくトイレも辛かったのだ。 ぐきゅっ アイツの喉が鳴った 指がふるえている。 そういえばコイツ。 まだ童貞みたいなもんだったな。 そう思った。 1回しかしてないのだ。 「優しく・・・します」 アイツが泣きながら言うから笑った。 分かってたから。 そうするだろ、今度は。 でも、笑ってられたのはそこまでだった。

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