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関係 7
「 !!!」
オレの名前をアイツが何度も叫ぶ。
デカいのが、ジリジリと奥までオレを貫いていく。
熱くてデカくて、オレの中にある、オレのだった。
何よりこれはオレのだ。
欲しくてもっと深くに欲しくて、尻をくねらせた。
快楽以上の飢えだった。
「クソっ!!」
アイツが罵った。
「あなたが、あんたが!!!」
オレを責めたてる。
理性を保ちたくて仕方ないから。
それでも、ガリガリ歯を噛み締めながら。必死で堪えて、ゆっくり奥まで収めようとしていた。
その広げられ、押し入られる感覚に酔いしれた。
それは喜びだった。
時間がかかった後、アイツが止まった。
「全・・部入っ・・た?」
オレは聞く。
「大体」
なんか怖い答えが耐えるように噛み締められた唇から零れた。
大体って。
これで。
だって、内臓の奥深くまでもうコイツはいたから。
「好きに動け」
オレは「命令」した。
でなきゃ、コイツは。
オレのためにどこまでも耐える。
それは要らなかった。
オレはコイツが、コイツそのものが欲しかった。
支配欲。
そう。
そう。
そう。
これがそう理解していても。
もうそれだけじゃなかった。
「・・・・・!!!」
アイツは言葉にならない叫びを上げた。
獣みたいな。
でもそこには傷付いた響きもあって。
命令と従属、その関係の歪さ。
でも、それにより解放される何か。
アイツは獣のように動き始めた。
耐え難い程長く慣らされたせいか。
身体が性的な行為によってすっかり変えられてしまったせいか。
前とは違って。
それはオレに狂乱のような肉体からの歓喜を呼び起こしたのだった。
突き当たりをぶつけられる衝撃に脳が痺れた。
ゴリゴリと擦られる前立腺に、精液が飛び出す。
腸壁の襞が裏返され、戻される感覚に背中か丸くなる。
崩れ落ちた身体の尻を掴まれ、奥深くまで何度も何度も貫かれる。
何を叫んだのか。
言葉だったのか。
それも分からない。
終わって欲しいのか終わって欲しくないのかも分からなった。
ひたすら痙攣する身体を抑え込まれ、叫びながら何度も何度も波に飲み込まれた。
射精した。
してなかったのもある。
中に出され、さらに出された。
「好き。好きだ!!」
叫ばれた。
アイツが部屋を完全防音に改造したことを感謝したのは、後からだが、それは本当に良かったと思う。
獣のように叫びあった。
布団を掴み、アイツの腕を噛み締め、仰け反る喉を噛まれた。
腰を押し付けられ、性器を重みで潰されながら、奥深くまで犯された。
頭は何度も焼ききれたし、何度も何度も小さく気を失いながら、オレはセックスの凄さを思い知ったのだった。
「すごい・・止まらな・・・」
呻くアイツも同様だったらしい。
オレたちは。
互いを貪りあった。
手放せないと思った。
思った。
思ったんだ。
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