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空白と嫉妬と無い未来 4
泣いて死ぬ。
その夢を見る。
アイツを思って死ぬ夢だ。
終わる事を知った瞬間に思ったのはアイツに会いたいという気持ちだけだった。
泣きながら眼を覚ます。
アイツがオレを抱きしめていた。
「何で僕の名前を呼びながら泣くんです?」
アイツは辛そうに言う。
オレはアイツに抱きつく。
心臓の音に包まれたならやっと安心できる。
何も言わない。
ここではまだアイツは。
今は死んでない。
今はまだ。
キスを求めた。
アイツが応える。
「なんでなんで泣くんです?僕の名前で」
アイツが言う。
答えられないから、アイツのをしゃぶる。
狡いのはわかってる。
でも、オレはアイツが生きてるのを感じたいのもある。
朝まだ早い。
仕事に行くまでにアイツをイカせる時間はある。
「朝からサービスしてくれるのも・・・あなたらしくない」
アイツはごまかされない。
でも、オレを止めもしない。
「喜んでしてもらいますよ、もちろん。僕はあなたに触れるならなんでもいい」
アイツはオレの髪を撫でている。
ただ少しその指は乱暴で。
オレの舌や唇に呻きながらも、その目は鋭くて。
焼け付くようなその目にオレはとまどう。
「少し我慢して・・・いや、あなたはここでもイけるんですよね」
何故かくるしげに顔を歪めてアイツが言う。
オレの頭を掴んだ。
オレの喉を犯す気だ。
そうオレは、
ここでもイける
期待にもう股間が勃起してる。
「ヤらしい・・・ホントに。もう・・・」
アイツは複雑そうにいう。
「クソ、可愛い・・・クソ!!」
アイツの腰か動き始めて、デカいデカい顎が外れそうになるのが喉を突く。
塞がれて、抉られて。
オレの喉がしまって、苦しくて。
「そんなにイイんですか?・・・ホント変態ですね!!」
何故かアイツが怒ってて。
でも。
たまんなく良かった。
口の中ゴリゴリされるのも、ノド抉られるのも。
塞がれてくるしいのも。
ビクンビクン
身体が痙攣して、射精するのを感じた。
喉が苦しくて気持ち良すぎた。
「喉犯されて・・・イクんですよね」
アイツは怒りながら射精した。
それを噎せながら飲む。
何に怒ってる。
分からない。
でも、引き抜くと噎せながら、イってるオレの身体を強く、強すぎて悲鳴が出るくらい抱きしめた。
いやマジお前、人を抱き殺せるからな、比喩ではなく!!
「すみません・・・すみません・・・こんなつもりじゃ・・・」
なんでかアイツが泣く。
オレを抱きしめながら。
オレから始めたのに。
オレは良かった。
これは生きてるコイツだ。
オレの知らないとこで死んでるコイツじゃない。
オレもアイツを抱きしめる。
オレのオレの。
生きてるコイツ。
「愛してるんです」
何故かアイツが必死だった。
しかも泣いてた。
「オレも」
そう言ったのに泣くアイツの意味が分からなかった。
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