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統合 2

それでも。 オレは怒ってたけれども。 家に帰ったなら。 部屋に入ったなら。 オレの部屋までずっとついてきて、必死で謝り言い訳しているアイツを押し倒したのだった。 許しちゃいない。 人に無断でGPSをつけるなんて許さない。 だけど愛してた。 とにかく愛してて。 過去や終わった世界の果てを超えてコイツを選んだのだとわかったからこそ。 だから欲しかった。 アイツは大人しく押し倒されてて。 期待しているような、泣いてるような、怯えているような顔をしていた。 それが笑えて、嬉しかった。 この男のこんな顔を知ってるのはオレだけだ。 オレが怒っているのをわかっているので、なされるがままオレがすることを待っている。 オレを見る目の心もとなさ。 何も言わず言葉を飲み込むその唇の頼りなさ。 オレの言葉や行動が、そんなにもお前には怖いのか。 バイクをおもちゃみたいに投げれる男が。 オレにはこんなに弱い。 それがクる。 それがオレのモノを滾らせて、後ろの穴を疼かせる。 でも、どんなにガチガチになってもコイツに突っ込みたいとは思わない。 もっと自分のにしたい。 包みこみ、くらい尽くしたい。 オレの中に満たしたい。 オレのだ。 オレの。 オレはあいつのシャツをボタンを引きちぎるように、して外した。 オレの。 オレだけの美しい男の肉体が剥き出しになる。 盛り上がった彫られたような筋肉。 男だからこそ惹かれずにはいられないその身体。 オレはオレの掌でそれを撫で回した。 アイツの目が変わる。 欲情している。 だけど、目だけで制して動くことをゆるさない。 オレはオレの男を舌で味わった。 筋肉の筋をしたで辿り、胸にキスして、臍を舐めた。 太い脚と腹筋の浮かびあがった体幹を繋ぐ鼠径部は血管が浮いていやらしく、そこもズボンをずらして舐めた。 アイツは呻く。 耐え難い苦痛でもオレが与えているかのように。 オレに触れて、オレを喰いたいのだ。 許さない。 これはお仕置きでもある ガチガチに勃起しているのがずらしたズボンから見える下着からもわかる。 オレは下着の上からそれを撫でた。 アイツがそこを引きちぎられるかみたいな声を出す。 それでもアイツはガマンしてる。 オレの腰を掴んでこじ開けて突っ込みたいだろうに。 コイツはそんなことはしない。 しないのだ。 「ダメだ。動くな」 オレは命令した。 アイツの太い大きな腕が力無くベッドに投げ出されるのを興奮しながら見ていた。 オレの。 オレのだからコイツはこうなる。 他の誰にもしない、オレだけに。 ズボンを下ろして脱がせ、下着も脱がせて。 デカいそれを、凶暴すぎるそれを、先から滴らせているそれを舐めた。 熱くて硬くて。 いつもオレの奥まで満たすそれ。 オレの大好きなコレ。 先の穴を舌でほじり、裏筋を舐め上げ、玉まで口で含むようにして舐めた。 「クソっ・・・エロい・・・許して下さい・・・ああ、クソっ!!」 受け身に慣れてないアイツが、オレに襲いかかりたい腕を必死で理性で止めてるのが可愛い。 オレへと延ばす途中で何かに縛られているかのように、腕は震えて止まり、起こしかけた身体はベッドに縛られているかのようにそれ以上動かない。 「ダメだ。動くな。許さない」 オレは指で扱きながら言う。 扱きあげ、今度はビクビクしてるそれを咥えた。 「クソっ!!ああ、何だよ・・・ああっマジで・・・クソっ!!」 あいつが普段は言わない乱暴な口調で、必死で耐えている。 オレにコイツ、フェラなんて基本させないんだ。 何でもオレにするのが好き。 オレを気持ち良くさせて、ドロドロにするのが好き。 でもそれは。 そうすりゃオレが自分の元にいてくれる、そう思っているのを知っていた。 「黙って気持ち良くなってろ」 オレはしゃぶってたのを口から出して、あいつの股間からあいつを見上げて言った。 オレもズボンを脱いでいた。 片手でアイツのを扱きながら、咥えながら自分の穴を弄るために。 アイツがギラギラした目でオレを見る。 喰いたいのだ。 でもダメだ。 食べるのはオレだ。 今はな。

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