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第2話-5

ガゼボ内に響く袮音の喘ぎと、繋がれた部分の粘着音。 そして、肌がバチンバチンと当たる音… 「あ、あ…っ、いいっ」 「そんなにイイか?これ」 ピストンを止めることなく一定の速さで動いていると、もっと欲しいと強請(ねだ)るように腰が勝手に動き出す。 それを見兼ねた奏は、射精する前に性器を袮音のナカから出し自分がしていたネクタイをスルリと取ると、袮音の幼い性器の根元にギュっと結く。 「い、痛…いっ」 「最高に気持ち良くしてやるから、少し我慢しろ」 「ぇ…?」 ヒクつくアナルに亀頭だけを入れ、相手の様子を伺う。 すると、途端に腰を揺らし早く入って欲しいと言ってるようで奏は鼻で笑った。 「お前は、いつからそんなに淫乱になったんだ?」 両足を肩に乗せているため、少し体重を掛けただけで奥深くまで奏の性器を飲み込む。 「ひぁ、ぁぁ、んっ…ぁっ」 「っ、凄いな。ナカ、うねって俺のを離さない」 結腸まで届く勢いで何度も突いてやると、袮音の口からは喘ぎ声と懇願しか出てこなくなり、ネクタイで縛られた性器は、射精出来ないために腫れてはち切れそうだった。 それでも奏は射精を許さず、何度も奥へバチュバチュと腰を打ち付けると、テーブルが無機質な音を立てて揺れた。 「ぁ、あっ…も、イキ…た、いっ」 涙を流しながら訴えるもそれを退かれ、奏の思うがままに抱かれていく袮音。 頭の中は何も考えられない状態で、ただ射精したいと苦しくて藻掻く。 「イキたいなら、ちゃんと分かるように俺に言え。そしたら、好きなだけイカせてやる」 上から浴びせられる冷たい言葉は、大人の余裕をチラつかせる。 閉じていた目を少し開けると、熱を帯びた赤い瞳が更に真紅に染まっていた気がした。 「か、な…でっ、様…いっぱい突いて、イカせて…くださ、いっ…んっ…」 「まぁ、いいだろう。沢山イカせてやるっ」 性器を縛っていたネクタイを外し、目一杯腰を振り、奥の奥まで何度も突いてやると、狂ったように喘ぎ泣く姿を今まで見たことも無かったせいか、興奮した奏はその後も体位を変え袮音の体を貪った。 「イクっ…♡イッ…ぁ、あぁぁっ♡」 「もう何度目だ?」 奏はまだ2回しか果てていないにも関わらず、袮音は何度も絶頂を迎え、自分の周りを精液で汚していた。 そのまま間髪入れずテーブルにうつ伏せにさせ、後ろから貫く。 背中が仰け反ると、開いた口から小さく苦しそうな呼吸を繰り返しいた。 「ほら、ちゃんと俺を味わってくれないと」 「や、んんっ♡あ、あっ…♡イ、っ…♡イク…♡」 奥を1回突いただけで、体をビクビク震わせながら袮音が果てる。 その様子を見た奏は、射精しないでイッたことに気付き性器を埋め込んだまま話掛ける。 「ドライでイッたのか?正真正銘の淫乱だ。この先が楽しみで仕方ない」 「も、無理っ…」 「抱き潰すまで、離してやらない」 吸血鬼の射精するまでの時間と、吐精する時間が長いので、普通の人間なら1回で溢れるのに袮音の場合は2回でも余裕に受け入れる。 性器を出し入れする度に、ブチュブチュと結合部分から卑猥な音を響かせ、広げられたアナルから奏の精液が零れてきた。 「イッた、のに…ぁ♡あっ…ダメ♡また…っ!」 コントロール出来ない自分の体と蹂躙されている感覚、αとΩにしか分からないインスピレーションに飲み込まれると同時に、感じたことのない黒くて醜い何かが袮音を覆っていく。 【性奴隷】 身も心も、奏によって開花されていくーーー

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