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<10>口で編
サンプル。途中から
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あれから一週間後。
「智樹さん」
寝ころびながらジャソプを読んでる人の左手首には、もう当たり前のように俺がプレゼントした時計が嵌っている。休日に出かける時もしてくれるようになった。さっきジャソプを買って帰ってきたと思ったら、外す間も惜しんでそのまま読み始めたのだ。嬉しいし、やっぱりよく似合ってる。
「何……」
「先週、考えとくって言ったやつ」
漫画から視線が俺に向いて、近づくと、身を起こして目を合わせてくれた。
「んっ……!?」
唇にぷにっと触れる。
「口でして……智樹さんから」
一瞬で眉間に皺が寄って怖い顔になる。ここは真っ赤になって照れるところだろうに……。
「この前してやっただろ!」
「その時は俺が無理矢理したようなもんじゃないですか」
ぐっ……と押し黙る。視線が落ち着かなくなって、忙しなく彷徨う。焦ったり困ったりした時にいつもこうなるんだけど、俺はこの仕草が子供っぽくて大好きだ。エッチしてるときに意地悪なお願いすると、よくこうなる。
「…………」
たっぷり黙ったあと、
「……歯、当たるかもしんねーぞ」
と、ぽつりと言った。
「うん、いいよ」
智樹さんになら食いちぎられたっていい。期待で胸がぞくぞくしてくる。
「………座れ」
ベッドに俺が腰掛けて、智樹さんが脚の間に座った。前してもらったときとおんなじ構図だ。
スウェットに手をかけてきたから、軽く腰を上げて脱がせやすいようにする。
「………」
パンツから視線を外しながら、ゆっくりゆっくりずりおろす。俺のちんこなんて、もう何回も何回も見てるのに、それどころか何回も入ってるのに、初々しい反応がかわいい。
「っ……」
パンツもずるりと下ろすと、期待で半勃ちになった俺のものが出てくる。一分後には、完勃ちして天を仰いでいるだろう。
そのまま新種の生き物でも観察するみたいにじっと見つめて、なかなか次にいこうとしない。
じれったい……。しかも、そんなにじっと見つめられると……。
「ん……」
そろそろと口を開いて、俺のちんこを持って迎え入れようとするけど、舌が触れる寸前で躊躇してやめる。また口を開ける。引っ込む。この繰り返し……
「ちょ……智樹さん……っそんな、したら……っ」
「っ…!」
早く口の中に入りたくて、中の熱さを想像してうずうずしてるモノは、むくむくと勃起した……。
「っ…だ……からっ! 何でする前から勃ってんだよ! お前はっ」
「だっ……て……、智樹さんが焦らすから……」
むっとした顔をして俺を睨むと、今度こそちゃんと口に含んでくれた。怒った勢いを利用したみたいな、半ばヤケクソな感じだったけど……。
「わ、……」
先端のつるつるしてるところだけ、たどたどしく舐められる。
「ん……、ん……」
「ぁ……、口の中、熱い……」
ざらざらしてる舌の腹で舐められるとぞくぞくした。
「ん……ふ、……」
もう「智樹さんが自分から咥えてくれた」ってシチュエーションだけで俺のはバキバキになってて、尿道からひっきりなしに先走りが溢れ出す。それをこぼさないように少しずつ吸ってくれる……。
なんかもう、すげえ……たまんない……。夢みたいだ。
「ふ……」
口を離すと、俺のと赤い舌がつーっと糸を引いて、めちゃくちゃエロかった。
「……どこがいいんだよ?」
そんなことを聞いてくれる。今ので充分気持ちいいけど……
「ここ、とか?」
カリ首のあたりを指さすと、それをじっと見てから……俺の指ごとべろりと舐めた。
「っ……!」
その仕草がすごくエロちっくで、モノがずくっと大きくなったのが自分でもわかった。
「ん、ん……ふ……」
さっきより少し深く咥えてくれる。カリをくびれに沿って舌先で舐められたり、ちゅうっと吸われたりすると死ぬほど気持ちよかった。
「っ…それ……すげぇ、いい……っ」
うわごとみたいに呟くと、ピンポイントでそこばかり吸われた。
「ぅっ……はあ、下もいじって……」
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あらすじ画面もご参照ください。l
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