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一人じゃ見られない景色 14

早くめちゃくちゃに犯されたい。 そんなボクの欲望を知っているのかどうか、わからないけど、悠貴さんは容赦なく腰を動かして、何度も何度も、ボクの内部を擦って、嬲(なぶ)って、突き上げてくる。 「やぁああっっ!!ゆうきさぁっ・・・待ってぇぇっ!」 ぐっちゃぐっちゃと音が聞こえる。 悠貴さんも抑(おさ)えがきかないみたいに、会えなかった分を取り戻すかのように激しく腰を動かしてくる。 ボクもずーーーっと我慢していたせいか、悠貴さんが欲しくて堪(たま)らなくって。 「ゆうきさぁんっ・・も・・っと・・・もっと奥ぅっ!」 足を悠貴さんの腰に回して、挟み込んで押さえつけてしまった。 悠貴さんは何も言わず、切れ長の目を細めて嬉しそうに笑って、さっきよりも激しくボクを犯す。 ちゃんとボクの反応を見て、ボクの良い所を気持ち良くしてくれて。 体の一番奥深いところが、じりじりと、熱い。 いっそこのまま犯し殺してくれれば楽なのに。 そう思うほど、異常に気持ち良くて、愛おしくて、淋しくて、熱かった。 この熱がどうしたら冷めるのか、ボクにはわからなかった。 * 昨夜は結局、悠貴さんの底無しの体力に負けてしまい、前から後ろから下から・・・4回したところで気絶してしまっていた。 ボクは悠貴さんにあの手この手でイカされていたので、10回近くはイっていると思う。 気絶しちゃうのは、しょうがない感じがする。 悠貴さんほどの体力ないと医師なんて仕事はやってられないなって、本当に実感した。 起きたら朝の8時すぎで、ご飯食べてチェックアウトしなくちゃいけないから、ボクは慌(あわ)てて悠貴さんを揺すって起こした。 気絶してしまったボクの体を拭(ふ)いたりして、一緒に寝袋に入って寝ていたので、ボクが起きた時点でぼんやりと目が覚めていたらしく、悠貴さんはすぐに起きてくれた。 「悠貴さん、もう8時です」 「ああ・・・そうなんだ・・・」 「チェックアウト何時でしたっけ・・・んんっ!」 起き上がった悠貴さんが、スマホで時間を見ていたボクの顎(あご)を、掴(つか)んで捕らえて上に持ち上げて、口唇を重ねてくる。 閉じていた口唇を無理に割って、歯の間を割って、奥へ奥へと舌が入り込んでくる。 「んんっ・・・ゆうぅきさぁ・・・!」 「くすくす・・・おはよう」 悠貴さんは口唇を舌を話すと、愉(たの)しそうに笑ってそう言った。 唾液が一筋、一瞬繋がって切れる。 「お・・・おはようございます」 「おはよう・・・可愛い」 悠貴さんがそう言って、もう一度キスをしようと口唇を寄せてきた時。

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