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第3話 不意打ちで得た甘えたな吐息
様子を窺うように向けられるチカちゃんの上目遣いは、破壊力が抜群だ。
むくむくと質量を増す俺の股間に、気を良くしたチカちゃんは、にじにじとベッドに這い上がる。
それと同時に、俺も身体全体をベッドに乗せた。
俺の腿を跨ぐように乗り上げたチカちゃんは、興奮を伝える獣染みた呼吸音と共に、俺の鎖骨を舐めてくる。
下がる頭と立てた膝に、高く上がった尻が視界の端でゆらゆらと揺らいだ。
覆い被さり、俺の身体に舌を這わせて歯を立てる。
まるで、味見でもしているかのようだ。
俺が襲われ、抱かれているかのような錯覚を生む。
どうせなら、主導権は俺が握りたい。
もう許してと乞うてくるくらい、どろどろに溶かしてやりたい。
恥も外聞もなく、本能のままに喘がせ、縋らせたい……。
ふわふわのスカートに隠された触り心地の良さそうな尻が、俺を蠱惑する。
スカートの裾から差し込んだ手で、太腿を撫で上げ、尻を掴む。
「…………んっ」
むにゅりと揉むように掴まれた感触に、チカちゃんの腰が、ぴくりと跳ねた。
押し潰されたような鼻にかかる甘えたな吐息が、チカちゃんの口を衝く。
つるりとした素材の下着の上から、張りのある尻を撫で回す。
1度触れられてしまえば、驚きは消える。
俺の不意打ちに漏れたであろうチカちゃんの吐息に、2度目はなかった。
指に感じる温もりと弾力に、腹の底がぞわりと沸き立つ。
内臓を混ぜられるような興奮に、ぐぐっと反り返る俺のペニス。
手から溢れ始めた硬い感触に、ふっと満足げな音と優越に塗れた笑みを浮かべたチカちゃんの唇が、じわじわと腹を下りていく。
下着の上から唇で俺のペニスを咥え、挑むような視線を向けてくるチカちゃんに、ぞくぞくとした痺れが腰を這う。
淡く柔く歯を立て、顔を離すチカちゃんに、その唇の温度を布越しではなく直に感じたい俺は、焦りを隠し、緩やかに下着を下げた。
艶やかな唇と、ねっとりと湿った口腔の感触が思い出され、興奮が意識を占拠する。
俺のペニスから期待に塗れたカウパーが、こぷっと溢れた。
びきりと浮き上がる血管に、がっついているようで、恥ずかしくなる。
にゅるにゅると先走る粘液を塗り広げながら、ぺろりと唇を舐め上げたチカちゃんは、スマートな仕種で俺のペニスに薄いゴムを被せ、はむりと咥える。
舌を絡ませ絞りながら、唇でも扱いてくる。
じゅぽじゅぽと鳴る下品な音に混ざり、んっんっと小さな色っぽい吐息が聞こえる。
溢れ出す唾液を啜る動きに、先端を潰され、きゅぅっと竿が搾られる。
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