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衝撃的な出会い 19
────⋯⋯
「……はぁ…はぁ………」
「おまえ、オレの声でイったろ」
「……………。」
反抗すら出来ないくらいの脱力感。
確かに、橘の声は色っぽくて俺の耳元で囁かれた瞬間昇天した。
イッた後の脱力感と男にイかされたショックで、抜け殻状態なのに、
「さてと、今度はオレの番だな。」
白濁で濡れた手のひらを目の前で舐めて見せて、そう呟き、俺を見下ろす姿にまた少し俺の下半身は反応し始めやがった。
どーなってんだ、俺の息子よー!!
もうやだ!このままじゃ、絶対またこいつの思うつぼだ!
効き目があるのかないのかわかんねーけど、最後の手段で思いついたのは、
押してダメなら引いてみろ作戦!(別名 おねだり作戦)
しょうがないんだと自分を宥め、
「なぁ…?今日は……もう無理。また今度じゃダメか?」
くーー!キモい!!
自分で言ってて吐きそうだぜ。
しかし、この状況を回避するにはこれくらいしねーと無理だ!
目の前の変態野郎はというと……
きょとんとした顔しやがって、間抜けだ。
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