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春雷 5

明日になれば全て忘れてるはずだ。 そう自分自身に暗示をかける。 予想以上に疲れてた俺はそれからすぐに眠ってしまった。 ────⋯⋯ ───⋯⋯ ──⋯カチカチ、カチカチ ……いま…なんじだ? 枕元の時計を見ると夜中の2時をさしてた。 喉乾いたな……… 水を取りに1階へ降りよう歩きだしたら、自分でもびっくりするくらいふらふらで思わず座り込んでしまった。 ダメだ……… 頭がガンガンするし、ふらふらだし……これはマズい気がする。 水を諦め唸りながら部屋に戻り、そこらへんに散らばってた部屋着に着替えまたベットに潜り込んだ。 こんな事滅多にねーのにな…… 天井を見つめ意識が朦朧とするなか、ふとあることを思い出す。 俺が2人のキス現場を目撃した時、とっくに会議の時間になってたはずだよな。 なのに、時間に遅れたことのないほっしーが現れなかった。 なんでだ……… あーダメだ、また頭がぐらぐらしてきやがった。 酷い頭痛のせいでそれ以上考えられなくなった俺は、とりあえず余計なことは考えず眠りについた。

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