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心をほどいて、心を結んで 2

「ほっといてくれ!こうなったのもみんなおまえの所為だ!あの日、俺にあんなとこ見せ付けて……!」 「あの日?なんのことだよ。」 「雷が凄かった日の放課後、黒瀬先輩とここでキスしてたじゃねーか!」 「何で………」 「何で?こっちが聞きてーよ!俺にあんなとこ見せるように仕組んだくせに!」 「ちょっと待て!仕組んだって何のことだ?!」 「とぼけんな!俺に見せ付けて2人で笑ってたんだろ?」 「もしかして会話も聞いてたのか?」 「会話?所々だけだ。つーか、おまえの目的はなんなんだ。」 「目的なんてねーよ。ただ……」 「ただ、俺を守りたいだけか?」 「どうしてそれを……ダ…星川か!」 「あぁ、そうだよ…聞いたよ、ほっしーから!ゆうちゃんには黙ってて欲しいって言ってたけどな!全部ひっくるめて俺はおまえの本心が知りたいんだ!」 ほっしーごめん、あとできっと怒られちゃうよな…… 「………ダイのやつ」 「そこまでの理由はなんなんだ?!俺は気晴らしなんだろ?…なのに、なんで俺を守ろうとするんだ。」 頭に血が上って自分でも何を言ってるのかわからなくなる。 熱で意識は朦朧とするし身体中は熱いし、今にもぶっ倒れそうだ。

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