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想いの証 5

「何って、……お仕置きだよ。」 「そーゆー意味じゃねー!」 「お仕置きどんなプレイにすっかなー」 こいつ、またヤる気かよ!いやいや、絶対無理!! 「この変態野郎!ぜってーやだからなっ!身体中激痛だし、ケツの穴だって今だになんか入ってるような違和感だし!!」 必死になる俺をよそに、あっという間に組み敷かれニヤニヤしながら俺を見下ろす橘は、 「……焦ってる顔もたまんねーな。」 なんて言うから、一気にまた顔の熱が上昇してく。 「もー!離れろよっ!!」 おもいっきり叫ぶと意外とあっさい退いてくれてちょっと面食らってしまった。 「…………ここ座れ」 そして急に人が変わったように大人しくなった橘がそうぽつりと促すと、壁に背中をもたれかけるようにベッドの上に座り自分の足の間を指さした。 急に空気が変わったような感覚に少しだけ困惑した俺は、言われるがままおとなしく言うことを聞いてそこに座るとすぐに後ろから抱きしめられる。 「……ちょっ、どうしたんだよ」 抱きしめる腕に力が入り、俺の首筋に顔を埋めるとそのまま短いため息を吐く。 そして静かに言葉を続けた。 「………渚、何があっても好きなのはおまえだけだから」 「え?!……ちょ、マジどうしたんだよ?」 黒瀬先輩が帰ってから、橘の様子がなんだか少し違う。 なんで改まってそんなこと言い出したんだ? 理由を聞こうとしてもなんかそんな空気じゃないっていうか…… 「……いや、なんでもねーよ。さてと、メシでも食うか!」 だけど、困惑したままの俺をよそにそんな空気を自ら断ち切るように橘は話を無理矢理終わらせてしまった。 確かに昨日の夜から何も食べてないから腹はペコペコだけど、やっぱり橘のさっきの一言が気になる。 それに、ヤり終わったら話してくれるって言ったこともまだ話してくれてない。 「メシより先に昨日話してくれなかったこと、ちゃんと話せよ。」

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