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想いの証 18
「目……つぶれって」
至近距離で見つめられると恥ずかしくてキスどころか顔さえ見れない。
「渚の真っ赤な顔見れねーじゃん。」
「見なくいいっつーの!」
不貞腐れる橘をなんとか宥め、目をつぶらせた。
肩に手をかけ顔を近付け唇まで数センチのとこで目をつぶったままの橘の顔に見入ってしまった。
目をつぶっていても十分イケメンだし、そりゃあ黒瀬先輩も必死になるよな……
「………何やってんだよ、早くしろよ。」
片目を開け俺を伺い、顔真っ赤……なんて言うから、ヤケクソ気味に唇を押し付けた。
昨日散々キスなんてしたのに、やっぱりこいつとのキスはなんかドキドキする。
心が溶けそう……
「ん……」
ディープキスなんて俺にはハードル高いから数秒の軽いキスで終わりにしようと思ったのに、こいつにそんなの通用しないんだよな……わかってたけど。
「……んんっんー!!ぷはっー!!ちょっ!!」
「なーんだよ。誘ってんだろ?」
「ちちちちがーうっ!!」
舌を絡めだしたうえに、俺の尻なんか触りだしてエロスイッチマックスになりそうだったのを必死に阻止した。
その後も、誘い受けだろ?とか、ベッド行く?とか散々なこいつの誘いを全開で振り切りなんとかキス止まりですんだ。
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