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第6章 真実の鍵 1
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「相原っ!!」
「あ、向井おはよー」
次の日、約1週間ぶりに学校に行った。
「風邪もう大丈夫なのかよ?!」
「あぁ、もうすっかり。」
「よかったー。あ、あれからメガネのあいつ相原んち行った?」
メガネ……あ、ほっしーか。
「あ、うん。来たよ。」
ほっしーが来てくれたから俺は決断出来たし、橘の本当の気持ちも聞けた。
ホント、ほっしーには感謝だな。
後でお礼言わなきゃ。
「なぁ?メガネのあいつ実は昨日うちの教室来たんだよ。」
「ほっしーが?!……なんで。」
「別になにも言ってなくて、なんか生徒会長の…名前なんだっけ?」
「……橘?」
「そう、そいつも休みだったらしく……」
まぁ、一緒に居たから橘も休みだけど…
もしかして……
「おいっ!……相原?!」
「ちょっとほっしーのとこ行ってくる!」
ほっしーと橘はクラスが一緒だから、もしかした俺たちの事を心配して来てくれたのかもしれない。
今日橘も登校してるはずだから話は聞いたかもしれねーけど、俺は自分の口からお礼が言いたくてほっしーの教室へと向かった。
思い立ったら後先考えないで動きだしちまう性格だから余計に今すぐにお礼が言いたかったんだ。
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