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真実の鍵 3
「……誰が色っぽいんだよ」
そのタイミングで登場すんなよ…
「あ、ゆうちゃんおはよう。」
「おはようじゃねーよ。朝から渚となんつー会話してんだ。」
「ほっしーにお礼言いに来ただけだよ!てめーこそその単語だけ聞くから悪りーんだっ!」
朝から幼なじみにヤキモチ妬くって……
でも、ほっしーは慣れっこなのか至って冷静に話を進める。
「話は全部聞いたよ。よかったね、ゆうちゃん。」
「う、うるせーよ。」
「そんな顔しなくたって相原くんのこと取らないから大丈夫だよ。でもあんまり束縛したら嫌われちゃうよ?」
「そうそう!」
俺も乗っかって悪ふざけしたのが悪かった。
こいつの嫉妬深さは海よりも深いっつーのを、その後永遠とたたき込まれるのだった……
……もちろん、体で。
*
「……ちょっ、待てって…ッ」
ホームルーム開始のチャイムが遠くで聞こえてるのに、俺はトイレの個室に押し込まれ勢いまかせのキスをされていた。
「…………ホームルーム…ッ教室帰らなきゃ………ッ」
「んなもんどーでもいいよ。」
ホントにこいつ生徒会長でいいのかよ。
だけど、俺の嘆きとは裏腹に下半身は段々と反応してしまった……
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