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真実の鍵 14
夕方、心配する向井を見送りやっとのことで生徒会室へと向かう。
歩くとやっぱり腰が痛い。あいつの性欲なんとかなんねーのかな。
でも誰かとヤられるのはイヤだし。
……やっぱ俺が頑張るしかねーのかな。
「何を頑張るんだ、相原?」
え?!
また声に出してた?!
「おい、風邪治ったのか?…に、しては顔赤いけど。」
「望月…せ、先生………」
めんどくせーやつに聞かれちまった。
とりあえずシカトだシカト。
「…………」
「腰なんか擦って、使い過ぎじゃないのか?!さては風邪じゃなくて違う理由で寝込んでたとか?!」
「はぁ?!ち、違いますよ!!」
あと少しで生徒会室ってとこで出くわした望月と仕方なく並んで歩き出すと、相変わらず教師らしくない質問ばっかしやがる。
「まぁ、若いからってあんまりし過ぎるなよ?」
「だから!違うって言ってるじゃないですか!!」
あたふたしてる俺をよそに、手慣れた風に腰に手を回わそうとした時、後ろからそれを阻止するやつが現れた。
「何やってるんですか、望月先生」
なんかイヤな予感………
「なんか腰辛そうだから擦ってやろうかなって思っただけだよ。」
また余計なことをっ!
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