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愛しくて、優しい……人 19
「………んんッ……ッ」
前立腺を目がけて突き上げられ揺さ振られると、快感で意識が薄れていくような感覚に陥る。
気持ち良くて短い喘ぎ声が止まらない。
そして、絶頂に上り詰めていく。
「……あッあッ………激しッ……」
「優しくするなって言ったの渚なんだから覚悟しろよ」
わかってるよ…わかってる。
わかってるけど、素直に頷くなんてちょっとムカつくから、頷く代わりに腰に絡めた両足と背中に回した両手にぐっと力を込め、勢いまかせに起き上がり橘を押し倒した。
視界が逆転して俺が橘を見下ろすと、一瞬焦った表情をしたのにすぐにニヤリと口角を上げ、
「………へぇー、今日は積極的じゃん。上で動いてくれんの?」
相変わらず発言は変態だしでやっぱりムカつく。
「……だっ黙れっ…!…ッ…」
騎乗位なんて女がするもんだと思ってたけど、今はとにかくこいつを黙らせたくて、勢いで上に跨ってしまった。
いつもより深く突き刺さった橘のは、動いてないのにすげー快感で足がガクガクして、腰を完全に下ろすことが出来ない。
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