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愛しくて、優しい……人 36
「………痛ッ!ちょっ…!!」
「……意識飛ばされたら困るんだよ、………目、覚めたろ?」
だからって、噛むかよ…普通……
でも、今の俺にはそれさえ快感で……
「………んんッ………」
無意識に橘の髪を掴み、頭を抱きよせ身体を押し付け腰を振ってしまう。
「………ッ…とにっ……可愛い過ぎるだろっ」
そう吐き捨てるように言った後、俺の中を出し入れするスピードが増し、荒い息遣いの中で混ざるグチャグチャという厭らしい音がやけに響いた。
「……ああッ…もッ…イ、く…」
「……ッ…く……オレもイくから」
「そこッ…ダメ…ああッ…!」
後ろと前、更に乳首までも刺激され俺は背中を仰け反らせながら絶頂へ向け上り詰め、
「……はッ…激し……ああんッ…気持ち…い…あッあッ…おまえ、は…?」
「あぁ、すげー気持ちイイよ。………渚の中…キツくて熱くて、オレのに絡み付いてくる……ッ…」
橘の色気全開にそんな囁きに更に快感が増す。そしてググッと奥へ突き上げられた俺は一際高い声を上げ橘のをキツく締め付けながら、
「……う…ッ…ああッ…ああッ…はッ…イく…イッ……!!」
………握られてた橘の手の中に熱い欲を吐き出し、イった。
「………きッ…」
それと同時くらいにすぐに橘も俺の中へ、奥深くへと熱い白濁を大量に吐き出す。
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