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真夜中の密事 6

「………ダメだっ…て…んッ…おまえ…明日、早いんだ、ろ…?」 明日が早いからまさかヤるなんて考えてなくて、ちょっと話をして、まぁキスくらいかなって思ってた。 だけどこいつのエロモードは全開になりつつあるようなないような…… 「………久しぶりに会ったのに、渚はしたくないのかよ?」 「……………。」 ………ぶっちゃけしたいよ。 だけど、これ以上迷惑もかけられない。 理性は切れる一歩手前で必死にストップをかける。 頭ではダメだって分かってるのに、身体はどんどん熱くなって……… 「………渚………」 また耳元で熱く囁かれ、そのまま耳たぶを甘噛みされると更に身体中が熱くなった。 「…………ふッ…んんッ…待てっ…て…ッ…」 「ヤダよ……時間がねーんだから……」 「てめーが、遅れたきた……のが、悪い…」 「………ごめん。実家出るのにてこずっちまったんだよ。」 「……あぁ、女かっ。」 さっきからかわれた事がムカついたから、むくれながら言ってやったら、こいつはまたしれっとおかしなことを言い出しやがった。 「………………男だよ。」 「……はぁ?!まさか、おまえ……」

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