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真夜中の密事 21

俺はもう、悪態をつくことさえ出来ないくらい感じてて、ただ短い喘ぎ声だけが空間を支配していた。 「………あッあッ…ふッ…んッ……」 腹の辺りに擦れてる俺の息子だって、さっきからあり得ないくらい先走りがダラダラと流れ出てて、突かれる度にびくんっと震えるし、 マジで気持ちイイ…… もう、女なんて一生抱けないんじゃないかってくらい、今こいつに抱かれてることが自然で違和感がない。 それが紛れもなく、こいつにしか反応しない身体になってしまったことに繋がっていくんだろう。 そんなことを、揺さ振られながら頭の端っこで考えているとまた強い快感が俺を襲う。 突き上げながら更に奥へと突き入れ、引き戻したかと思えば前立腺を刺激され腰はガクガクするほど震え、もう…あり得ないくらい気持ちよくて…… でも、もっと欲しい…… ぐらぐらする頭ん中で浮かんだ感情。 それに応えるように、俺は自ら腰を揺らした。 「………ッ……渚っ?今日、ドライでイきたい?」 そんな俺に、荒い息を吐き出しながら橘が突然切り出した。 俺も、このまま前立腺を刺激され続ければそうなることくらい分かってる。 毎回ドライでイかされてたら感覚だってわかってくるってもんだ。 でも、今日ドライなんてしたら失神確実な気もするけど……だけどその先にある快感を再び味わいたいと思ってしまった俺は、 「……ッ……したい…かも…」 ……気付いたらそう口走ってしまった。 かもってなんだよ、かもって。自分がなんかすげー淫乱みてーで吐き気がしたけど、やっぱり欲望には勝てなかった…… 今日はもうどうなってもいい だから、もっと激しく求めてほしい…… そして全てを忘れさせて、 何もかも……忘れたい

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