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真夜中の密事 30
*
「………もっ…ダ、メだっ…てっ…んんッ…」
「渚が悪いんだよ……煽るようなことばっかしやがって……ッ」
あれから俺たちはまた絶頂に達し、時間がないと言うわりに橘は俺を離してくれないでいる。
外だし時間もあんまりないしヤっても軽めだろうと思っていた俺が甘かった。
忘れてたけど、こいつ絶倫だったんだ……
それに拍車をかけるような、この切羽詰まった状況……気分が高まってとはよく言うけど、高まるどころじゃない。
こいつ……完全にエロスイッチマックスだ。
「……おまっ…いい加減にしろよっ、明日…早いんだろ?」
「もう、ギリギリまで抱くって決めた。それに、明日じゃなくて……もう今日だけど。」
決めたって……勝手に決めんなよ!!
ギリギリって、朝まですんのかな……
確かに橘と会って、ヤり始めて軽く1時間はとっくに過ぎてる気がするけど。
はぁ……
勢いで“優人”とか言わなきゃよかった……
「あの、さ…もしかして……朝までコース…なの?」
「……オレはいいけど、爺が迎えきちまうから朝までは無理だ。」
そうなんだ……
って、俺、今残念がった?!
朝まで一緒がいいけど、決してヤりまくりがいいわけじゃねーし!
でも触れ合っていたいし、キスもいっぱいしたい……
でもだからってえっちしたいわけじゃ……あーでもちょっとはしたい……
したいけど、それだけの関係じゃねーし……
「……渚?なに百面相してんの?」
「え……いや……って、ちょ……俺たちの最適な関係をさ……」
「は?何意味わかんねーこと言ってんだよ」
俺のぐるぐる思考も案の定バッサリされ、さっきまで正常位で繋がってたのに俺をまた抱き起こし、また対面?と思いきや、今度はどこかが違ってた。
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