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真夜中の密事 33
固定された俺は安定感が増し、さっきよりも的確に俺の気持ちイイとこを突かれ、見る見るうちに俺の息子も限界になっていく。
「……はッ…もうっ……ダメッ……熱く…溶け…そ…」
「……ッ…あぁ…溶けちまえよ……つーか、すげー締め付け…ッ…」
「………ああッ…あッあッ…も…イき…そ…」
快感に悶える俺を伺うかのように、首筋に舌を這わせながら見上げてきた橘がありえないくらい色っぽくて、視線が合った瞬間危うくイきそうになった。
「……ッ……なに?」
「な……な……んでも……な……ッ……い」
「でも今締まったぞ……」
「う……うるせー!」
「相変わらず身体は正直だな。どうせオレに見とれてたんだろ?」
どうなんだよと言いたげに中をグイグイ刺激して、そして舐め回していた俺の首筋にチクリと痛みが走ったのを合図に、抜き差しするスピードが上がった。
はぁ…はぁ…と、二人の荒い息遣いだけが静まり返った公園に響き渡り、外だと言うのに俺たちは本能のまま求め合う。
明日…いや、今日からの離れ離れの時間が淋しくないよう……
お互いを刻み込むように、何度も何度も……
そして、前立腺を何度も刺激され抜き差しを繰り返されると、再び下半身から吐精感が沸き上がる。
「……イ…くッ…たちば…」
「……苗字じゃなくて……もう、1回……」
快感に意識が遠退く中、イく寸前でそんなことを言われたら、従わないわけがない。
「………イ…くッ……あッあッ……優人ッ…優人ッ…!!」
「……ッ……渚、好きだ………愛してる……く…ッ…」
橘のでズンッと最奥に突き刺されたと同時に、“優人”と最後に囁きながら……
こいつの腰に絡めた両足に力を込めると、俺は……
身体中を痙攣させ、背中を仰け反らせながら二人の腹の間に白濁をぶちまけながら……イった……
そしてすぐ後に俺の中にも、熱い熱いこいつの白濁がドクドクと吐き出されたのを感じ……
微睡む意識の中、
なんとなく、もう…時間切れなような気がした。
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