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運命の悪戯 12

軽く反応しかかった俺の息子は、触ったことによって更に硬さを増してしまいすでに半勃ち状態。 これ……抜かねーと寝られねーよな? 経験上ほっといて鎮まる場合もあるけど、なんかこれは無理な気がする。 一人になった途端にこれじゃ、先が思いやられる。 ……はぁ、まいったなぁ。 もう一度今度はズボンの中に手を差し込み、人差し指と中指の腹でなぞるように下着の上から触ってみると、芯をもちはじめたそれは下着の上からも分かるくらい形を変えていった。 …………ッ…… なぞった所からあきらかに熱が集まっていくのがわかる。 そして手を突っ込んだままごろんと横になり目を閉じると、さっき夢の中でしたキスがまた脳裏に蘇ってきた。 夢の中の橘は、欲情に塗れた顔で俺を抱きしめ、ねっとりとキスを仕掛けてくる。 そのしつこいくらいに情熱的なキスは次第に俺を夢中にさせて、息継ぎの合間に離れた唇から漏れた橘の吐息だけでも疼いてしまう。 『気持ちよかった?』 濡れた唇をゆっくりと動かしながらそんなことを聞かれたら素直に頷くことしかできない。 そして、返事に満足したかのように再び俺の口をそれで塞いでくる。 激しく舌を絡めながら時々それを強く吸ついたり噛んだりされ、その度に気持ちよくて俺は声にならない声を漏らしてしまうんだ。 短く呼吸を繰り返し必死にキスに応えていると、アイツは俺の耳元に唇を寄せ、 「可愛いな……」 なんて囁いたりしてくる。 それからすぐに下半身に手を伸ばし、キスだけで反応しかかった俺のをやんわりと握り込み上下に擦るとあっという間に完勃状態に。 そんな事を思い出しながら、アイツが触ってくれるように下着越しに触れている手で上下に擦ってみると、ドクンドクンと波打っては質量を増していった。

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