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運命の悪戯 13
「…………ッ…」
身体中が熱を持ち始め俺の息子は完全に勃ち上がって、触れている指先で摩っていると一ヶ所だけ湿ってきているのがわかる。
『渚のココこんなに溢れさせて…もう、すげー硬くなってんじゃん』
自分で触ってるのに脳内で繰り広げられてるのは橘によってで、妄想の中のアイツは耳元で卑猥な言葉で俺を煽ってはまた強く扱いていく………
「……ッ…んはっ…んん」
そんなアイツは相変わらず色っぽくて、甘く俺を麻痺させ、漏れる吐息と共に快感へと導いていった。
そして気持ちが高ぶり、次第に下着の上からじゃもどかしくなってきた俺は、下着の中に手を入れ完全に勃ち上がってるそれを直で握り込む。
ゆっくりと上下に扱き、アイツがいつもしてくれるように時々ギュッと強く圧迫すれば、さらに先走りが溢れ、あっという間に自分の手はぬるぬるになってくる。
『………渚、気持ちイイ?』
艶っぽい、そんな声が聞こえた気がした。
そうやってアイツは、いつだって余裕に俺を煽ってはまた夢中にさせるんだ。
今だって……妄想の中なのに、確実に俺の身体を支配していく。
「……ん……あッ…ああッ…」
真夜中に無音の部屋に響きわたる、俺の厭らしい声。
だけど、もう無理……止まらない。
俺は扱くスピードを加速させ、自然と腰が揺れていくのを自覚していった……
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