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友達以上、恋人未満 15
す……すげー………
ゴクリと自分の生唾を飲み込む音が聞こえた気がした。
この二人が付き合ってたって事実も衝撃的だけど、あの望月が!チャラいと思ってた望月が!!あんなにしおらしくしてる事実が……
俺は、俺は!!
………どうしよう、
望月がちょっと可愛く見える……
『………大地…苦し…い…』
『………ごめんなさい。』
『……たくっ…熱いのはいいけどほどほどにしろよ、俺はおまえみてーに若くねーんだからっ。』
『……………嫌いじゃないくせに。』
『な、なんだよっ。』
『いえ、何でもないです。……先生は、先にうちに帰っててください。僕も相原くんと会ったらすぐに帰るんで。』
『………わ、わかったよ。』
完全にほっしーが主導権を握っていて、まだちょっと不貞腐れてるみたいな望月は俯きながらコクリと頷いていた。
そしてあやすように、またほっしーから覗き込むようにして望月に唇を寄せキスをする。
………なんだあれ!なんだあれー!
甘い!甘過ぎなんですけどっ!!
ほっしー、なんかすげー……男っつーか、マジカッコいいんだけど!!
つか、俺明日からこの二人にどんな顔して会えばいいんだ?!
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