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友達以上、恋人未満 39

「……ッ…」 え…… 俺の足がその場所を掠めた時、向井の息が微かに短くなった…… まさか…まさかこいつ、 勃ってる?! ちょっと待て……この数分間にどこにデカくするほどの要素が含まれてた?! まさかでこちゅーじゃねーよな…… ないない。 でこちゅーでチンコデカくする奴なんて聞いたことない! 変態か……相当…欲求不満か…… えー… 向井、欲求不満なのか? 鳴ちゃんとずっとさせてもらってなかったとか。 「向井……あのさ…おまえ、よ…よっきゅーふまん?」 「はぁ?!なんだよいきなり!」 「だって……なんか硬いの当たってる……から。」 「こ、これは…違う!!」 慌てふためきながら否定する姿が必死で、気付けば見る見る内に顔は真っ赤になっていた。 「………こ、これは、生理的現象だっ…だから、ほっときゃ治まる!つか、相原は関係ないから、気にするなっ!」 そんなこと言われても。 じゃあ、原因はなんだってことになるじゃん。 親友を変態扱いしたくないし…とりあえず、欲求不満だったってことに自己解決してみた。 「わかった、わかった。男には色々あるからな、深くは聞かないよ。とりあえずこの体制は辛いからどいて?」 「え?!……あ、ごめん。」

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