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パンドラの箱 2
もっと……
もっと……呼んで、
それで、
「……もっと……んッ…あ…」
「もっと……なに?」
「………触って……あ…ついッ…んッ…」
熱くガチガチの俺のを触って欲しい。
羞恥心なんて今の俺にはないに等しくて、この身体を支配している酒と媚薬(多分)をなんとかしてくれるならなんでも言える気がした。
だから……目の前の手をも、俺は迷わず掴んでしまう────
それが誰だろうと……
この熱を鎮めてくれるなら……
俺はその手を求めてしまう。
「……はぁ…ッ…はぁ…ッ…いいから…はや、く…」
「どこをどうして欲しい?言ったら好きなだけやるよ。」
「……ッ……し、た…触っ…て…」
「ここ?」
「ちっ…がっ…んんッ…こっち…ッ…」
冷たい指先が辿々しく胸板を滑り落ち、欲しい場所へ辿り着く前に止まる。
欲しいのはもっと下。
だから、俺はその手を掴み欲しい場所へと自ら導くと、すぐにその手は俺のモノを包み込み、ゆっくりと扱きだした。
「……ふッ…んああッ…」
やっと与えられた快感に絶頂なんてすぐで、2、3度上下に扱かれただけでそれは先走りでぬるぬるになるほどで、腰は無意識に揺れだすしで自分がどうにかなりそうだ。
「腰……揺れてる。おまえ、エロ過ぎ。」
「うるさっ…ッ…ん…はぁッ…はぁッ……もう…イッ…く…!!」
そして、飲まされたあやしいあれのせいでありえないくらい早くに限界が来て、俺は呆気なくその手の中に白濁をぶちまけてしまった。
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