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海より深く 13

それは明らかにいつもと違っていた。 橘の太く硬いのがぐぐっと奥に突き刺さった瞬間、全身に電流が走ったみたいなものすごい快感で… 「あッ…ああッ…ああッ…!!」 え……ちょっ…… 「もう?入れただけだけど。」 「…はぁ…はぁ…う、うるせー…」 久しぶりだから… なのか、 挿入されただけでイってしまった。 「ッ…きっつ…はぁ…イきながら締めつけんなよっ」 「うッ……だっ…て…」 吐き出した白濁によって染みになったシーツはひんやりと冷たくて、それがまた気持ちいいから、無意識に下半身を擦り付けながら射精の余韻に浸り全身を震わす。 そんな余韻も、いつもならそのうち落ち着いて一旦萎えるはずなのに、 「……あッ…んッ…や…」 全くそんな気配はなく、 「まだガチガチじゃん…エロい身体。」 そう橘が言うように俺のモノはまだ硬いままだった。 そして橘の熱い手が俺のを上下に扱き出すと、再び吐精感が沸き上がってくる。 「ッ…だっ…め…んんッ…」 手で扱かれながら、後ろは前立腺を掠めるように突き上げられ、それだけでもう限界が迫ってて、こんなに感じていることが今日は何故か少しだけ恐い。 何でこんなに感じるんだ……

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