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【アイレインside】
コイツ、今、失礼な事を、考えている。
長年の感が働く。
その前に、良いのか?
実は、悪役代官のポジションが良い旦那を放ったらかしにしておいて。
あの人、裏で、糸を引いている場合があるだろう。主に、ビアンに関しては、そいゆう感じがする。
デュラマ達も、頭上がらないしな。
しかし、マリアの趣味にも困ったもんだ。
現代で言う腐男子様に、惚れてしまうとは。彼奴、勉強しないと、駄目だろう。
話を付いていける様に、俺から、特訓を与えないとな。
そこで、ご登場!
我が、ブルブェニ一族きっての悪行を重ねている姫様。
叔父貴の実験に付き合わせられ、思わず、分身を作った張本人。
レイナ…。
天界まで来て、見てみたいのは、最近、お気に入りの青年だ。
その、青年が、世に言う腐男子。男同士の恋愛に惹かれまくって、ウハウハしている。
勿論、腐男子という枠なので、自分を当て嵌めない主義。
我が一族にも、立派な腐皇女は居る。
貴族から『腐潔』と、呼ばれているのが、ミソ。
ビアンの伯母様にあたる双子と、大伯母を含めて『ふけつ』だ。
「それより」
『ん?』
「この手は、何かしら?」
彼女の視線を辿ると、俺の手があった。
どうやら、自然に、出ていたらしい。
『見て、解らないか。マリアの為に…資料を請求する…』
「資料請求は、五十万程になります」
『其処は、無料だろう!他の場所も、資料請求は、無料となっている。見ろ、最近の携帯というのは、便利だ…』
「貴様に関しては、心多きなく、取れという命が下っている」
誰だ。
レイナに、変な知恵を与えたのは。
彼の有名な●ー●ャ●だって、資料請求、無料なのに。
く、悔しい。
腐男子の道の勉強とは、そんなに、試練を乗り越えないと、辿り着けない領域なのか。
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