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秘密の味24
「で、どうなんだ?」
「俺は全然気にしてないよ。むしろ、どんどん出掛けてきてよ。それで、いいと思ったところに俺を連れてってよ」
「随分な自信だな」
「俺のところに戻ってくるって知ってるから」
「ほんとか?」
やけに疑ってくる姿勢に理由が気になって仕方なかった。
俺としては束縛するつもりもないし、むしろしたくない。俺はお互いに自由でありたいと思っている。
だからなのか、この人は気にしていたのだろうか。むしろそういったことで示してほしいのだろうか。今日のこの行動はその表れなのか。
俺は再び頭を撫でる。
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