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いつかのさけ14

「そういえば、桂木に会うのは久しぶりだな。いつぶりだったっけ?」 「えーと、サークルの集まり以来だったと思うんで、四ヶ月ぶりっすかね」 「それ以来かー。あんまり会ってないのに久々って感じが薄いな」 「そりゃ、しょっちゅうやり取りはしてましたからね。飲み会のお誘いは全然予定が合わなかったっすけど」 「何だ、彼女でもできたのか?」  突然桂木はむせた。恐らく、彼女、という言葉に引っ掛かったのだろう。  思っていた反応に、岡崎はクスクスと笑っていた。  しかし、桂木の反応はあまりいいものではなかった。自分を落ち着かせながら、ゆっくりと岡崎を見る。 「そんなんじゃないっすよ。サークル引退してからずっとフリーっすよ。えーっと、何年だ……?」 「もう三年くらいだな。桂木はかなりモテてたからずっといないのが不思議だと思ってたんだ」

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