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ロマンティック・プランク4

 今日会えたことに嬉しさを感じている彼の姿を、柊は微笑ましく思っていた。  柊が会いたい、ということ以外には特に伝える様子もないが、杏里は突然会えたことにより深く考えることはしていなかった。 「柊さんは、仕事大丈夫? 忙しくない?」 「今のところは落ち着いてるよ。長期休みが終わったら、またちょっとずつ忙しくなるかも」 「そっかー。あんまり無理しないでね」 「ありがと。杏里くんも、体調崩さないように気を付けてね」  互いに心配し合う他愛もない会話をしていると、店員ができあがったカクテルを持ってやって来た。 「スクリュードライバーとカンパリソーダでございます」 「スクリュードライバーは彼にお願いします」  柊は杏里の方を手で示し、スクリュードライバーを彼の前に置くように促した。

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