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ロマンティック・プランク6
「それはよかったよ。でも、一応アルコール入ってるから飲み過ぎには気を付けてね。スクリュードライバーって、レディキラーって言われるくらいだからね」
「あ、ゲームにもそんな感じで出てきてたよ。それが由来なのかな」
「あぁ、そんなのもあったね」
「でも、柊さんになら、お持ち帰りされてもいいかも……」
言ってから自分は何を言っているのか、と後悔が杏里の中に溢れていく。一口で酔ってしまったのかな、とそんなことを考えていた。
だが、当の本人は軽く笑って済ませていた。
「あはは。それはちょっと嬉しいな。杏里くんとなら、楽しい夜を過ごせそうな気がするよ」
「えっ……そ、そんなことは……」
「照れてる杏里くんも可愛いな」
「っ……」
ありのままの想いを伝えられたところで、杏里は恥ずかしさのあまり視線を逸らしてしまった。自分の指を揉むように触れながら、次の言葉を考えていた。
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