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【~あとがき~】

 本作【そんなに可愛がらないで】をここまでお読みくださり、誠にありがとうございます!  はじめまして、こんにちは! ヘタノヨ コヅキと申します! 本作は、お楽しみいただけましたでしょうか?   本作品は『ヤンデレのお兄さんが書きたい』というフワフワした欲望と『可愛いものが好きな、可愛い男が書きたい。だけど、今回は【男の娘】を基本ステータスにするんじゃなくて、そうじゃなくて……』というワガママ且つそこそこ具体的な欲望によって生まれた作品です!  常日頃いろいろなところで「ヤンデレが好きです!」と主張していた私ではございますが、思えば【ヤンデレ】を主題にした長編の話がなかったなと気付きまして。  気付いたのなら、書くしかないですよね? だって書いてないんだもん!(ジタバタ)  ……と言う、意地なのかプライドなのか、大きな建前を用意して好き勝手書きたかっただけなのか。謎な点はありますが、とにもかくにも書いちゃいました! サブ要素として【日常】と【喫茶店】も入れたかったので、もう本当に私の好きなものばかりで構築してしまっておりますね、照れ照れ。  そんな欲望と実益(?)まみれの作品ではありますが、楽しんでいただけましたらこれほど嬉しいことはありません!! お読みいただき、本当に本当にありがとうございます!!  さて。タイトルの【~あとがき~】っぽく、作品の余談? 裏話? を、少々。  この作品にはキャラの要素や世界観以外に、ひとつだけテーマを置いてみました。何度も何度も本編で書いていたので、おそらく『これやろな』というお察しはつかれていますかもしれませんが、言わせてくださいませ。  本作のテーマは【変化】です。  人生のバッドエンドを迎えたような青年、ツカサ。彼は自分にとって【運命】であるカナタと出会い、その時に感じた幸福を維持しようとしました。  毎日カナタが隣にいてくれるのならば、それ以外は本気でどうでもいい。……ツカサは、そういう男でしたね。(おや、今もか?)  そんなツカサは、変わっていくカナタを最初は本気で嫌がりました。カナタが変わるということは、今まで通りの関係性を維持できなくなる可能性が高まるからですね。 (余談ではありますが、この辺りの詳細を書いた8章は私の1番お気に入りな章です。ヤンデレは、いいぞ。へへへっ。)  対して、いつまでも『誰かが自分を変えてくれるかもしれない』と受け身だった少年、カナタ。彼はツカサと出会うことで、その願いを叶えたようなものでした。  いるだけで愛してもらえて、しかも可愛がってもらえる。……なんだこれは、ツカサはダメ人間製造機か?(酷い!)  ですが、カナタはツカサと関わっていくことで【変化】を求め始めました。初めはカナタ自身だけに対して、徐々に愛するツカサに対して……。カナタは【二人のために、二人で】変わろうと思い始めたのです。  カナタにとって自己主張はとても難しいもので、逆にツカサにとっては容易なこと。  ツカサにとって弱さは恥ずべきことで、逆にカナタにとっては誰しも持っていて当然のもの。  こうした価値観の相違や、そもそもの持っているものの違いなどが、互いに影響を与え合ったのかなぁ、なんて。  だからこそカナタは変わろうと思えて、ツカサも変わっていくことを受け入れて、そしてお互いが【変化】を尊いものだと思えるようになりました。  サックリまとめますと、本作はそんな感じのことが書きたかったです!  ……まぁでも、ヤンデレお兄さんと可愛い男の子を書きたかったというのが本作品誕生のきっかけですけどねっ!(真面目な文章を書いた後の、照れ隠し)  サブキャラにもそれぞれ役目を持たせられて、私としては思い出深く、本当に楽しい作品となりました!  ツカサから雑に扱われてもへこたれない、マスター(本名はシグレだよっ! みんな、おぼえてねっ!)は、コメディパート担当とシリアスブレイカーの異名をほしいままにしてくれましたね! ……えっ、誰もそう呼んでいない? ソンナー。  個人的になかなか性癖と言うか、好きな設定を盛り込んだリン君も気に入っています。彼もいつか、自分自身の恋愛に興味を持つ日がくるのかなぁ? 妄想が捗ります! ……えっ、持たないからこそ彼は美しい? ソンナー。  存在は始めの方で明かされてはいましたが、登場自体は遅かったウメさんもいい女です。彼女がいなければ、こうして大団円にならなかったかなぁ、なんて! 私もこんなオバチャンになりたいものです。……えっ、ちょっと元気とお節介がすぎる? ソンナー。  さてさて。長くなってまいりましたので、そろそろ締めに進みたいと思います!  本作【そんなに可愛がらないで】は、これからも不定期でオマケ話を更新できたらいいなぁと思っております。  本編の連載は終わりましたがオマケ話が3章分ありますので、一先ずそちらを続けて投稿していきます! ※① オマケ話3章分の投稿時間が【深夜】から【20時頃】に変わります! よろしくお願いいたします! ※② 今まで本作を投稿していた【深夜】の時間には、新作を投稿いたします! そちらも併せて、よろしくお願いいたします!  その後はまとまり次第、不定期で唐突に投稿するかもしれません! そのときはなにとぞ、なにとぞよろしくお願いいたします!!  本編だけではなく、オマケ話も楽しんでいただけましたら幸いです!  さて! 本編だけではなく【~あとがき~】も読んでいただき、本当にありがとうございました!  皆様の読書時間がこれからも楽しいものでありますように!  そして、そのお手伝いをこれからも私、ヘタノヨ コヅキにさせていただけたら嬉しいです!  また、オマケ話や別の作品などでお会いできますように!  ありがとうございました! 令和5年1月22日  ヘタノヨ コヅキ

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