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「うッ、あっ、あっ……つ、つか、なっ、ぇっ! ぃアッ、……ったいッ、くる、し、いぃぃっ……」 「まだだ。もっと喘いどけ。まだ俺の、全部中に挿入ってねぇんだよ。根元までいれねぇと、満足できないタチなんでね」  ルトの腹が、獣人の動きにあわせデコボコと形を作る。小さな腹の中にぴったりはまった異物が、狭い腸壁をずるんと擦る。みちみち拡がった入口から臓器が圧迫されて、せっかく上の口で取り入れた酸素が押し上げられて空気が漏れる。息ができない、苦しい、苦しい――死んでしまう。  それなのにまだ、残りの男根を挿入されなければならないなんて。獣人は揺さぶられるだけのルトの身体を、斜めにしたり、真上にしたりと突き入れる位置を変えていく。少しずつ、確実に、獣人の先端が腹の奥を裂いて進む。途切れなく挑まれて、ルトの身体が小刻みに痙攣した。  激しく突かれながら、今度はうつ伏せに近い体勢で横に向かされた。体内で曲がる内臓を、少しずつ修正して真っ直ぐ引き延ばそうとしているようだ。獣人の欲望を、最後まで受け入れるために。ルトの耳元に獣人の吐息がかかった。 「くそ、せめぇ。ギチギチすぎんだろ。動きづれぇんだよお前は」 「はッ、はッ……!」  ルトは息を整えるのに必死で、獣人の言葉を気にすることもできない。じわじわ移動する腹のふくらみは、ルトの臍の上を超えた。長くて太い棒の形が、じわりじわりと、薄い皮膚を押し上げていく。  真横に向かされ歯を食いしばれば、自分の膨らむ腹が見えた。ぽこぽこ波打って、腹の奥を行き来している。まともな思考も持てなくて、ぼんやりしていれば、腹のふくらみがゴツンとまた位置を変えて動いた。 「うくっ、うぇ、えっ、まっ、まっ…て……っ、おね……っ、ま、まってっ……!」 「なんで俺が待たなきゃなんねぇんだ。てめぇがきばれ」 「んぐぅッ、あぇっ、うっ、うっ、ひぅっ、ぉ……」

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