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9-(11)※※(微 残酷描写あり)

 花のように四方に割り開いた特殊なアナルプラグだ。弾力があるシリコンの、大きく口を開く四方の端を掴み寄せ、蕾の形にして挿入する性玩具だった。プラグの平らな底が尻に当たり、根元まで埋められれば体内で蕾が開き、花の形に固定される。  蕾が中で開く瞬間がたぷたぷする体内を刺激する。敏感な腸壁をぼこぼこに広げられる圧迫感が、とてつもなくきつかった。  身動きするたびに、柔らかい濡れた腸壁を花びらが擦り、腹の中が刺激される。歩くのさえ不安定で今日一日は、とてもじゃないがエミルのところへ行けなかった。  ルトをずっと刺激するプラグをどうにかはずしたくて、ルトの中でどろりと溢れる粘液を早く掻き出したくて。無理やりいきんで押し出そうとすれば、花びらが穴の入り口に引っかかり痛いだけだ。  なりふり構わず身体を動かしても、掴み取ろうとしても、中でがっちりホールドされていて、自分では抜けなかった。次の獣人を受け入れるまで。  注がれた子種を洗い流すこともできず、ラシャドの体液を腹に溜めたまま、ルトは馬の獣人に犯されたのだ。ひどい、と新たな涙がこぼれた。 『ヒュー、俺の前にお前を使った奴センスあるぜ。もしかして、前の奴の精液いれっぱなしか。いいね、俺、中出しされた後の、ぬるぬるした腸壁の感触が好きなんだよな』  馬族の勃起は長く太いから、拡張もかねてちょうどいいと遊ばれた。腹の中で花の形に押し開くプラグをドンと尻ごと足で蹴飛ばされ、さらに突っこまれたのだ。四方に広がる花びらがルトの体内で振動して、ずり上がった。  素っ裸に剥かれ尻の穴を淫具で犯され、なすすべもなくルトは尻をがんがんと蹴飛ばされた。尻を叩かれて調教される馬のように。  ルトの尻が真っ赤に腫れれば、根元で引っかかるプラグを抜けないネジみたいにぐるぐる回転させられた。花びらが、ルトの中で円を描いて、ぎゅるぎゅると動き出した。 『ぁあっ、あぁぁーッ、やめて、やめてッ。ァあッッ、おっ、は、挿入って…、のにっ……ぃぁッ、な、中で、回さないでっ、いたっ、いぁいぃっ――んあァぁッ!』 『まだいけるだろ』 『や……っ、や、で、できな……っ、む、り…ぃッ…、ひっいぃッ』

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