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 異物を中で弄られる痛みと圧迫感で、極限まで緊張した身体が慄いて小さく跳ねる。獣人は好きなだけ凶悪な玩具でルトを嬲った。  たまらず泣きながらやめてほしいと懇願してしまう。しだいにルトの反応が弱くなって獣人が飽きた頃、やっと玩具が引き抜かれたが、抜く瞬間がまた痛烈だった。  ラシャドが一気に挿入したときみたいに、ずるずる抜ける根元を蕾に閉じて、ひと息で引き抜いてくれればいいのに。馬の獣人はそうしなかった。  少しずつ引き抜いては途中で蕾を開く。穴に突っかかる玩具を力任せに引っ張りながら、ルトの肉の輪を限界まで拡張して引き伸ばすのだ。  尻穴が切れる寸前で、ほんの少し蕾の形に閉じて、また開いては引き抜かれる。その繰り返しだった。ラシャドの大量の精液がぼとぼと零れて潤滑の役目を果たさなければ、間違いなく血を流していただろう。 『っハぁッ、はぁっ、ハッ、ふっ、ふぅ……っ』 『休む暇なんかないぜ? オモチャの次は生身の俺を挿れないと』 『ィあぁあぁ――ッ、んぐぅっ、ぉ…ッが…んぐッ、ぁぐぅッッ!』  ぽっかりと開きった穴に信じられないくらい腹の奥まで、硬く張りつめた怒張を突き入れられた。ラシャドより長い逸物に、限界以上に拡張された肉の輪はついにぷつんと切れて血を流す。  涙とよだれと鼻水と。いろんな体液をでろでろ垂れ流すのも気にならないのか、散々ルトの身体を酷使された。

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