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15-(13)※※

「かはッ」 「おいっ、急に突きあげんなっ! 奥に入っちまっただろっ」 「ったりぃ。もういいだろ。そこまで這入りゃ、残りは力で押し切っちまえ」 「俺が痛ぇんだよっ」  大柄な蛇二人に前後から挟まれて、張り出た腹を圧迫されて、三本の陰茎がバラバラに動き出す。ぐちゅぐちゅと音が響き、狭い肉襞を拡張するように摩擦された。何度も、何度も。  根元まで前後する三つの動きにルトの体内が馴染んできたとき、休息を与えない二人の蛇が残酷に口をそろえた。 「ァアっ、がッ、ぅっぅあ――ッ、ァあさっ、裂け、ぇぐぅッ」 「そろそろだな」 「ああ、いけそうだ」  照らし合わせた双子はルトを抱え直すと、最後の一本を無情にも突き刺した。伸びきった肉の輪が容量を超え、さらにぷつんと裂けたのを感じた。 「ひぁッ、ぃヒッ、ひぃあぁあぁぁ――ッッ」  ルトの身体は、無理やり四本もの剛直を受け入れた。何度も痙攣を起こすルトに構わず、前後の蛇は動きを止めない。二本ずつ、突き入れた陰茎をルトの中で串刺しにした。  ルトの身体が浮き沈みし、白濁を泡立てて、拡張した穴は新たな血をだらりと流す。突き上げるたびにルトの穴から、四本の陰茎が見え隠れした。  腸壁を引いては押しあげられる、過度な圧迫にルトの目が白目を剥く。巨大な男根を埋められて出っ張る腹はさらにボコボコと揺れ動いた。だが前と後ろから挟まれて、揺さぶられる白い身体も出っ張る腹も強固な肉体で押し潰される。  どすんどすんと下から突かれれば、上から大量に飲まされた白濁が胃液とともにごぼりと溢れた。息さえ奪われていく苦しさに、か細い両手が空を切った。  互いの息がぴったり合うのか、双子は片割れが押し上げれば片方が引き、ときには二人同時に突き上げてくる。ぎゅうぎゅうに詰めこまれた尻穴は、四本の太い陰茎でもみくちゃだった。  きっとこのまま、身体の中心から左右へ真っ二つに股裂きをされる。ぼてっと張りでる腹はずしんと落とされ、いつか破裂してしまうだろう。  曲芸を味わうように見ている獣人たちの声は遠のき聞こえない。しだいに裂ける肉の痛みも熱も、苦しみも、恐怖も、なにもかもが薄れていく。  どこをどう動かせば手は動くのか、足は立ち上がってくれるのか、声は音を紡ぐのか。そんなことさえわからないのだ。  限界以上に擦られ続けた穴の感覚ももうない。今も交互に突かれているのか、それとも同時に突き上げられたか。それさえもわからなかった。  幾度も穿たれ続け、背後の蛇が小さく声をあげる。だんだん体温さえ奪われていく冷えたルトの中に、熱い飛沫がまき散らされた。遅れて二、三度揺さぶった前の蛇も、ルトの中で吐精する。  冷たい腹中にたっぷりと熱いものを注がれた感触を最後に、ルトはやっと意識を手放せた。乱暴に揺り起こされても瞼を開ける力さえない。ああこれで、解放される。  薄れる視界の隅で、ぶらぶら空中を揺れる頼りない足環が、赤色に光ったように思えた。

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