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腹の中で跳ね続ける逸物が苦しい。飛沫の動きを止めたくて、ルトの手が波打つ腹を無意識に押さえつけた。そんな所作で奔流するものを止められないとわかっていても、つい、収縮する波をどうにか止めようとする。
力を入れすぎて、握るようにぎゅっと押しつけてしまった。背後にいる皇帝が、小さく呻いた。
「っ、触るな。腹の上からなぞるほど、余のコレが気に入ったか? とんだ好きものだ」
「んぁああっ」
熱い波をさらに奥まで突き入れられた。腸の奥まで激しい体液を注がれて、ルトの体内がきゅ、と締まる。熱い濁流が中で弾けて、びとびとと、渦巻く音まで聞こえてきそう。小刻みに細い身体を震わせた。
尿道に残る最後の一滴さえ絞り取るようなルトの動きに、皇帝が低く笑った。
「もの欲しそうに余を締めつけるものだな。これではそなたを悦ばせるだけだったか。やはり仕置きにはならんか」
「ひ……っ、も、や……、や、やっ、ゆ、ゆるし、くださ……っ」
長い放出が止まってなお腹に居すわる逸物を揺らされる。再び始まりそうな凌辱に、ルトは心底懇願した。がちがちに身を硬くしたルトに興味が失せたとばかり、皇帝が嘲りを含めて鼻を鳴らす。
「そう何度もそなた相手に勃たんわ」
「あぅっ」
抱えられた小さな身体が持ち上げられ、丸まる尻から精液を漏らして陰茎が抜き去られる。ずっと巨大な男性器を根元まで挿入されていたルトの穴は、明らかに拡がっていた。身を動かすたびに、大量の白濁を垂れこぼした。
寝台が汚れると皇帝がルトを床に投げ捨てる。打ちつけられた衝撃でルトの身体が痛んだ。だが解放された安堵にほっと息をついた瞬間、しかし次の皇帝の言葉でルトの身体が硬直した。
「しばしはそなたを召してやろう。せいぜい伽の技法でも磨いておくがいい、下手な人形相手では興が削がれる」
「え……」
言われた内容がよくわからない、皇帝はまたルトを抱くつもり。本気だろうか。いや脅しかもしれない。呆然として、地べたにうずくまったまま皇帝を見上げた。
「な、なんで……。あなたは俺に、欲情なんかしてないのに……」
「欲情せずとも勃起すれば事足りる。世継ぎ目当てに、毎晩送りこまれる臣下の身内を相手にするのと同じこと」
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