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21-(6)(前置き注意あり)

「お前の腹の子種は、ワニ族のジェヒューだ。父親へは連絡を入れてる。じきにここへ来るだろう。お前はそれまでに、汚れた身体を洗ってこい。中まで洗えよ」  魔術師たちに監視されて獣人に抱かれなければならない。ラシャドのときもそうだった。小細工なしに子種を注がれ、核種胎が力を増せば父親と確定できる。  右の足首につなぐ鎖は外され、かわりに細い首へ首輪が嵌められる。長い鎖につけなおされても、淫虐の限りを尽くされた身体はもうまともに動けないのに。  いたぶられた傷は跡形なく治癒された、しかし身体の奥は違和感が残る。強く燻る感触を無視し、穿たれすぎて上手く立てない足腰を急かした。  寝台の奥にある丸見えの浴室によろける足を踏み入れる。魔術師の視線に追われ、震えた手でできるだけ早く湯浴みを済ませた。けれど噴水玉にしゃがみこめず、割った玉を手に取って直接尻の穴に当てる。勢いよく噴射する微温湯を、ぱかりと開いた穴に流しこみ、指で中をかき出した。  浴室を抜けたら、首輪の鎖を引っ張られ寝台に誘導される。ぐちゃぐちゃだったシーツは綺麗に取り換えられていた。大きな寝台のすぐ横だ。軍人を思わせるほど体格のいい、ワニ族がいた。くすんだ黄緑色の瞳がぎろりとルトを見る。 「へへっ。まさか俺の息子が当たりを引くなんてよ。俺ぁガキなんかいらなかったんだがなぁ。慈父にやる金もねぇし。ここに来りゃ、いつでも好きなだけタダで中出しし放題っつうからよ。大当たりってやつか」  鼻をこすり、いやらしい笑みを浮かべた目の前の獣人の言葉にルトの視界が暗くなった。  ルトの中で実を結んだ腹の子は、快楽の延長線でできた産物に過ぎない。そう言われたのも同然だ。ジェヒューは子が欲しかったわけではない。  ずっと、ルトのような子を増やしたくなかった。それなのにルト自身がいらない子を産むなんて。それだけは耐えられない。幼い頃に絶対にしないと、自分自身に決めたのに。 「ひとまず、これからジェヒュー殿の子種をこの腹に注いでください。あなたの種が父親のものと確定すれば、あとはご自由に。堕胎するも、毎日子種をかけて腹の子を生かすも。では、私どもは外から見ていますので」 「それはまかしときな。おら、ヤるぞ」 「う……っ」  ベッドの脇で突っ立っていたルトの鎖をジェヒューが横柄に引っ張り寄せる。勢いで傾いた身体を背中からドンと押され、小柄なルトは物みたいに吹っ飛んだ。 ――――――――――――――― ここまでご高覧くださり、ありがとうございますm(_ _m) 次回からは、非常に暴力性が高い描写が含まれています。前回ほどハードではないですが、やっぱり鬼畜です。 前とは違う感じの胸糞表現があります。完全に物扱いされてますので、今回のほうが胸糞度は高めかもしれません。今回が最後のハードシーンになります。 少しずつルトの心が闇にのまれて次回ですので、地雷やトラウマ等がある方はご高覧をお控えください。ご了承いただける方、お付き合いくださると幸いです。よろしくお願いいたします<(_ _)> 【輪姦/尊厳なし/物扱い/性暴力/放尿・飲尿・嘔吐表現あり/食物挿入表現あり/玩具/異物挿入/人権なし/胸糞/暴力/トラウマ注意/ハードプレイ/救いがない/ほんとに鬼畜/かなり胸糞/快楽堕ちはない/とにかく絶望感に堕ちる回】 ―――――――――――――――

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