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21-(7)※※(残酷描写あり) 

 大きな影を落として背後から伸し掛かかられる。静かに重なった二つの影は、巨人と小人に見えた。  洗い晒しの足の付け根に、ジェヒューの巨根か当たる。がっちりした股間はすでに膨らんでいた。際立つ陰茎の大きさは、視界に入れなくても柔尻にあたる感触が伝えてくる。  怯えに顔を引き攣らせたとき、生臭い息を顔面に吐きつけられた。目の端で、ジェヒューが卑しい笑みを浮かべた。 「めんどくせぇから慣らさずに突っこんでいいよな。どうせ、魔術師に犯られたあとだろ」 「や、むり、だよ……っ、ゆ、ゆっくり、し……っ」  あらゆる器具で拡張され、複数の魔術師に犯された後だ。ルトの後孔は閉じ切っていない。それでも、魔術師の体形は人間と変わらないのだ。  獣人で、しかも筋肉質なジェヒューとは、猛々しい陰茎の形も大きさも比べものにならなかった。それを知ったうえでの発言か。  ジジジ、と前だけを寛げる音が響く。ルトの小さな後孔に、漲る男根を押し当てられた。 「ひ、ぃ……ッ!」  丸い尻が高く浮いて、小刻みに震えた両足を大きく広げられる。いきり立つ先端が穴にめりこみ、ルトの身体が無意識にシーツを蹴った。  股から裂かれる痛みをどうにか避けたくてずり上がる。しかし赤子を掴むように、ジェヒューがルトの細腰をがっちり掴んだ。ルトの身体がジェヒューの両腕で遊ばれる。  反り返る陰茎が何度も怯える尻穴にぶつかり、小さな身を前後に揺すられた。持ち上げられ、浮いた白い腰を寄せては遠ざける。ひぐひぐ開いた穴の入口を、とんとんと滾る先端でノックされた。  いつ衝撃が襲ってくるか。ぶらぶら振り回されるたびに、詰めた息を吐いて止めてを繰り返す。 「ひっ、あっ、あっ、あっ」 「くく、面白れぇの。先っちょがあたるたんび、これの穴がひくひくしてらぁ。ここで、俺がわかんのかぁ? ほらよ」  押し当てられた先端が尻から離れた感覚に、噛み締めた吐息を吐く。ルトの身体からわずかに力が抜けたとき、掴まれた細腰に巨根が一気に突き刺さった。 「ひぃ…っああぁッ、ぅあっ、ぁ……ッ」

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