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「何だあのぼろぼろしたやつ。豆か? 誰だよ、あれに豆食わせてんの。もったいねぇな、零してんじゃねぇかよ」 「あとで上から食べさせればいいだろ。そんなんよりか、ぐちゅぐちゅ泡立ちすぎぃ。誰か、アソコに発泡酒でも入れたんか。そっちが気になるわ」 「さぁねぇ。一滴もでねぇ酒の空瓶は入れたがな」 「いやぁ。この腹は突っこまれりゃ何でもいいんじゃねぇの? 上も下も、涎垂らして喜んでら」  打ちこまれるたびにルトの身体が跳ね上がった。力なく揺れ動く身体がうっとうしいと、細い腕は後ろ手に掴まれる。膝立ちで責め始めた獣人に乗り上げる格好で、繋がる股間を突き上げられた。 「ぅひ……ッッ」  後ろ手になったルトの柔らかい肉体が反り返り、ぼこぼこ動く腹の中が一目でわかる。 「いいねぇ、エロいねぇ」 「酒の肴にゃぴったりだな」  ずしんずしんと揺れるルトの視界の隅で、獣人たちがぐびっと酒瓶を仰ぐ。ルトは息も絶え絶えだ。意識は薄れ、かすむ視界と卑猥な音がこだました。早く、早く。この地獄から、早く解放してほしい。どうしたら解放される。従順であればいいか。獣人たちの機嫌を取ればいいのか。  けれどささやかな願いはすぐさま打ち砕かれた。 「なぁ俺負け続きだからな、次は、俺の得意なやつでやろうぜ。目の前でハードプレイ見せつけられちゃ、俺の袋が破裂しそうでしかたねぇや」 「俺、面白れぇオモチャ持って来たんだ。賭けてるあいだ使わねぇ?」 「そらぁいい趣味だ。だが、ひとまずあいつが終わってからだな。いつまでかかってんだか、だから絶倫はよ。後がつかえるっつうの」  気が遠のく。ルトの薄い腹をとおし、陰茎がびくびくと脈動する。それを間近で覗く獣人が嬉々として目を光らせた。 「お。そろそろ終わりそうだぜ」 「ならこれで遊ばばせてな」  後ろ手に拘束され、びちびち跳ねるルトにひとりの獣人が近寄ってくる。迫る両手にはいびつな玩具が一つずつ握られていた。  一つは拘束具だ。大小の丸い輪っかがいくつも連なる複雑なもの。首に嵌める大きな輪から繋がる革紐が、小さい二つの輪まで短く伸びる。おそらく顔の横で両手首を拘束する輪っかだ。さらに手枷の輪っかからは、両足の太ももを開脚して固定する紐が連なっていた。  連結する革紐は短めで、装着したら手も足も、山折りになるだろう。身を自由に伸ばせば、連動してそれぞれの輪が締めつける複雑な仕掛けがあった。そして、もう一つ。  反対の手には長い棒が一本。両端には巨大な亀頭が象られ、棒は太い。一方の先端の瘤と太い幹にはいくつもの突起があり、反対はねじ巻きの渦状が出っ張った。棒は自在に曲がり、獣人が楽し気に振り回せば生き物みたいにぐねぐねと動く。 「ひっ、ぃ、や…ぁ……っ」

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