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第3話
「きゃーー♡いーよ♡いーよ♡そのちょーし!!」
テンションが爆上がりしたユノの声を聞きながら、
俺は押し倒された事実に混乱していた。
え、なんで俺は押し倒されてんの?
俺を見下ろす瞳はやけに熱っぽい。
どゆこと……?
「ねぇ、尚」
「はっ、はい」
なぜか敬語で返事をしてしまう。
胸もなぜかザワザワする。なんだこれ。
修希が顔をそっと近づけてくる。
(キスされる?!)
ただよらぬ雰囲気にぎゅっと目を閉じた。
修希はそんな俺を見てクスッと笑うと、
耳元に口を寄せて呟いた。
「ユノちゃんが早く満足してくれるように、もっと過激な事、しようよ」
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