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第4話
ゾクッとしたものが、カラダの内側から湧き出る気がして、
「ばばっバカなの?!ユノにそんなサービスしなくていいから!」
顔も見ないまま修希を押し返すと、慌てて立ち上がった。
「えー、もうおしまいー??」
ユノが残念そうな声をあげる。
良いところだったのにー。と不服そうなユノだったけど、カメラで撮った写真を確認するとニコーっと笑顔になった。
「あーっまじ最高!いい絵が書けそう♡ありがと!2人とも!」
「満足してもらえたかな?ユノちゃん」
「んー!もっと過激なものも撮りたかったけどねぇ」
ユノのカメラを覗きながら話す修希はいつもの修希で、なんだかホッとする。
さっきのーー
顔を真っ赤にして、余裕のなさそうな顔、
俺を見下ろす、熱っぽい瞳ーー。
あんな顔、初めてみた。
幼稚園からの長い付き合いで、修希のこと何でも知った気になっていたけど…本当は違うのかもしれない。
何故か熱くなった顔を押さえながら、そんなことをぼんやり考えた。
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