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第227話
「アッアッアッ・・・・、ま、まだぁ?3分っ・・・、は、やくぅ・・・ッ」
ソファに腰掛け両足を大きく開かされたざくろは自身のものの根元を掴む九流に口に咥えられていた。
「・・・まだ」
「んっやぁ!・・・アゥっ・・・・・は、はやくっ・・・」
携帯電話のストップウォッチで3分を計測しながら達するのを禁止され、ざくろは喘ぎ苦しんでいた。
本当は3分以上経っていて、九流はタイムウォッチのタイマーをセットはしたもののスタートボタンを押してはいなかった。
「イヤァ・・・、あっぅ、イっ、イきたいぃ・・・・っ」
九流の髪を掴んで押したり引いたりしながらざくろは懇願するも、九流はより深くざくろのものを咥えて上下に頭を動かし扱いた。
「はぁ、ふぁァァ・・・イ、イくっ・・・アアァァーーーーッ!」
もう、空イキでもいいと腰を突き出すざくろから九流はサッと口を離すと、ざくろから全ての刺激を奪い取った。
「ぅ、アァア・・・っ、な、なんでぇ・・・・」
信じられないと揺れる瞳で九流を責めると九流はニヤっと口元を意地悪く歪めて携帯電話を手に取る。
「あ、悪りぃ。ストップウォッチ、スタート押すの忘れてた。3分経ったらまた触ってやるよ」
荒れ狂う熱が体の中で渦巻いているざくろからするとあまりに残酷な言葉に絶望を感じた。
「やっ、やだぁ!無理です!!3分も無理ぃ!!!」
涙を浮かべて訴えると、九流は満面の笑顔でストップウォッチのスタートボタンを押した。
「お前にとってはたったの3分だろ?頑張れよ」
悪意たっぷりのその言葉にざくろはくらりと眩暈を起こす。
そして、やっとタイマーが動き出した数字を見て涙を流して大声で謝った。
「ごめんなさいぃぃぃぃいーーーーーー」
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