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第14話
「ア・・・ゥッ、はぁはぁ・・っ・・・ィヤァァ!」
契約した次の日、九流は約束通りキャッシュでざくろに二千万円支払った。
その日から毎晩、ざくろは九流の部屋で抱かれていた。
「ヒィ・・アァァぅ・・・、や、やめてぇ・・・そこ、ヤダァぁぁ・・・」
三本の指をざくろの後孔へ挿れて、中をかき回しながら前立腺を押しつぶすように刺激すると、指から逃げるように腰を浮かせ、ベッドの上を這うように体が無意識にずり上がっていった。
「何、逃げてんだよ。もっと乱れて俺の事その気にさせろ」
細い腰を掴んで引き戻され、九流の下へ組み敷かれる。
その気にさせろなんて言うが、九流の下半身はズボン越しにも分かるぐらいパンパンに反応していて、ただ自分をいたぶる事に悦びを見出しているとしか思えなかった。
「も、もう・・・やめてぇ・・・・」
涙を流しなから懇願するも、九流は意地悪な笑みを浮かべてざくろを見下ろした。
「もっとしてください。だろ?お前にやめてくれとか言える権利ないって自覚しろ」
金で買われたくせにと罵られると、何も言えなくて唇を噛み締め、瞳を閉じた。
「ひィヤァ・・・、ァァあーーーーッ・・・やっ、やめ・・・やめてぇ・・、おかしく・・・なるぅ・・・アァァーーーーッ」
後孔をドロドロに解したにも関わらず、九流はまだ自身のものを挿れて満足しようとはしなかった。細く長いシリコン材質の筒状のものでざくろを犯した。
長いそれは体の奥を暴くと、再奥の壁を突きあげた。
「あ、あたるぅ・・・あたってるっ!もう、ムリィ・・・それ、以上は・・・・むりぃ・・・ァアぁぁ・・・ッ」
首を左右へ振って、やめてくれと泣き喚くざくろに九流がニヤニヤ笑う。
「ここの壁に当たるのちゃんと慣れるよう仕込んでやるよ。じゃないと気絶ばっかされて、面白くねぇからな」
ただの長い筒と思っていたのに、グリップ近くにある小さなスイッチを九流がオンにした。
「ヒィッァアァーーーーッ!!!し、しぬぅ!アッアッアッァアーーーー、や、やめ・・・ら、らめぇっ!せ・・・んぱ・・・やめれ・・くらさ・・・ッぅあァアんッ・・・」
ヴヴヴッと機械音を鳴らして震えるそれはどうやら大人の玩具だった。
そんなものを初めて使われて目の前に火花が散った。
「と、とめてぇ・・・、無理っ・・もうムリィィィッーーー、ァァアぁぁっ・・ッ・・・」
震える体で九流の腕にしがみつき、許しを請うと腰を抱え上げられ、更に玩具で壁を抉るように突かれた。
「ぎぃ、ャアァァァアーーーーーッ、ヒャァアぁぁ・・・・、ゆ、ゆるひてぇ・・・し、死んじゃうぅーーーーーッ」
瞳の焦点をぶれさせ、強い刺激で気絶することすらできないざくろは涙と涎を垂らして身体を痙攣させた。
「おっと、ハード過ぎたか?」
飛ばし過ぎたと、バイブのスイッチを切った時、完全に意識を飛ばして朦朧とするざくろは涙を流しながら呟いた。
「・・・きら・・」
「は?なんて?」
「あきらぁぁぁ・・・・」
涙を流して甘えるように、あきらと名前を呼ぶざくろに九流はピシリと固まった。
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