「んっ、・・・はぁ・・・・ァアんっ、だめぇ、イっちゃ・・・イっちゃぅう・・・」 首を左右にパタパタ振ってざくろは絶頂が近いことを九流へ訴えた。 「気持ちいいか？」 胸の乳首を甘噛みし、ざくろのものを揉みほぐし後孔の前立腺を優しく撫であげて聞いてくる九流にシーツを握りしめてコクコク頷く。 「んんぅ・・・、も、ムリィーーーーッ」 耐えられないと、絶叫と共に白濁を飛ばしたざくろに九流は優しくキスをした。 「ぁ・・ふぅ、アんぅ・・・・」 達したばかりで酸素を欲するように荒い呼吸を繰り返すざくろの口内を蹂躙し、自分の唾液を飲み込ませようと口の中へ注ぐとざくろは素直にそれを飲み下した。 「挿れていいか？」 柔らかくなった蕾を指で掻き回しながら聞いてくる九流を足を開いて迎える。 誘われるまま九流は自身の先端を蕾へ当てがうとゆっくりざくろの中へ押し入っていった。 「くぅ・・ふぅぁァ・・・アんッ・・・・せ、先輩・・・う、動いてぇ・・」 ぎゅーっと首に手を回して甘えるように抱きついてくるざくろが愛おしくてキツく抱きしめ返した。 本当は両想いになるまでざくろを抱くつもりはなかった。ただ、二人きりになると息が詰まって、あまりの居心地の悪さに気が付けば、押し倒していた。 その時のざくろが安心したような表情をするものだから、九流もまた止まらなくなった。 せめて優しく愛したいと、丁寧に触れることを誓う。 それはざくろにも伝わったのか、丁寧過ぎる愛撫に不安を感じ、いつも以上に乱れては九流を挑発するものとなっていた。 「奥・・・、奥まで挿れてください」 苦手な箇所を指定してくるざくろに九流は苦笑しながら、浅い場所にある前立腺を突き上げた。 「んぅ・・・アァんっ、はぁ・・・あっ、あっァア・・・」 小刻みに揺すられてざくろの頭の中が真っ白になっていく。 「ざくろ、気持ちいいなら気持ちいいって言えよ」 「はぁ・・・んっ、き、もちいぃ・・、どうしよ・・・っ、気持ち、いいっ・・・」 困惑するように喘ぐ姿が可愛くて、ざくろの思考すらも奪う勢いで腰を振った。 「あっ、アァアーーーッ・・・、イくぅ・・・せんぱっ、イくッ！」 再び射精欲が湧いてきたざくろは髪を振り乱して、必死に快感を逃そうとのたうつ。 「ん、我慢せずイけよ。俺もイくから・・・」 熱い吐息と一緒に耳元で囁かれ、ざくろの腰が砕ける。 「ィヤァぁぁぁ・・・んッ、アァアーーー・・・」 ズンッと奥まで捻じ込まれ、二度目の精を放った。 その後すぐに九流も果てると、名残惜しそうにざくろの薄い体を抱きしめる。 「ざくろ・・・」 優しく名前を呼ばれ、ゆっくり瞳を閉じて優しい行為にざくろは身も心もほだされていった。