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第211話
「ひっ、アァアッ・・、む、むりぃ・・・もう、アァぁーーー」
うつ伏せで張って逃げようとする腰を掴んで引き戻すと、何度目かの精を九流はざくろの中へ放った。
注ぎ込まれた蕾は九流の精液を飲み込むにはもういっぱいでグジュグジュと音を立てて溢れ出してくる。
「はぁう・・・ゥゥ・・、お腹、くるし・・・・、な、んでぇ・・・なんでまだ硬いのっ!?」
もう達したのにと泣き言を漏らすざくろは九流の絶倫さに涙を流した。
前立腺と一番感じる奥の壁の窪みをしつこく何度も先端で抉りあげてくる九流にざくろは全然優しくないと悲鳴をあげた。
「や、やさしく・・・してぇ・・、せんぱっ・・・アッアッアッぅァアァーーーッ、お、奥ヤダッ・・・そこはもうやだぁ・・・・」
窪む壁へ鈴なりの先端を食い込ませ、小刻みに揺さぶる。
その行為が神経をダイレクトに擦られているようでざくろはラグを掻き毟り、閉じることのできない口から涎を垂れ流した。更に目の前をチカチカ点滅させ、体を痙攣させる。
「アァァアーーーッ、もっ、もうっ、しぬぅ・・・それ止めてっ、せんぱ・・・せんぱいっ、ゆ、ゆるひてぇ・・・」
腕の力を失い地面へ額を擦り付けてもがくざくろの腰を持ち上げると、今度はその窪みへグジュグジュ音を鳴らして揉み込むように腰を振った。
「ぃァアあーーーッ、ひぃ、ひぃ、や、やめてぇ・・・・も、死ぬ、死んじゃうぅ・・せんぱい・・はぁぅう、あっ、あっ、助けてぇーーーッ、アァァアっ・・・・」
視界を白黒させ、失神すると瞳を閉じそうになった瞬間、九流がそれを阻止するかのようにざくろのものを掴んで思い切り上下に擦った。
「ぅァア・・・んっ、やっやっヤァアァーーー・・・・」
後ろも前も強烈な刺激に失神する事を阻まれ、首を横へ振って狂ったよう手をバタバタ暴れさせた。そして、九流から離れたくて、無我夢中に前へ前へと逃げようとした。
「こら、暴れんな!」
逃げる行動を一喝し、挿入したまま九流はゆっくりとざくろの体を仰向けに転がした。
そのまま、足を腕で抱える。
涙で歪む視界の中、ざくろは九流を見つめて懇願した。
「や、止めて・・、もう無理です・・・」
「それはお前が一週間以上俺を放置したからだろ?自業自得だっ!」
最後の語尾でドンっと奥を突かれ、ざくろは息を詰めて顎を反らせ涙を散らした。
「あと2回でいい。付き合え」
あと1回でも相当辛いのにまさかの2回宣告に目眩が起こる。
ガンガン体を揺さぶられ、九流が達するのを泣きながら待っていると、ラストスパートをかけるように抽送するスピードが上がった。
しかし、中でまた達するのであろうと思った九流はいきなり自分の中から自身を引き抜き、戸惑う。
「んんぁア・・・んっ・・・?」
何が起こるのか分からず、硬直していると九流は自分のものとざくろのトロトロと精を流す先端をびっちり押し当てるように合わせ、手で自身を扱いて尿道めがけて射精した。
「・・・キャアァウッ!!アァーーーッ、ァウッ・・・んぅ・・・・ッ」
九流の精液が勢いよく尿道へ流れ込み、ざくろは体を離して自分のものを握りしめ足を閉じた。海老のように丸まって尿道を犯された強烈な感覚にガクガク震える。
「尿道も感じるか?」
頬を伝う汗を拭い、九流がニヤリと笑って聞いてきてざくろはピクピク肩を揺らして答えた。
「じ、ジクジクするぅ・・・ッ、こ、壊れる・・・・もう、止めてぇ・・・」
辛いと訴えるざくろの片足を持ち上げ、九流は大きく息を吐いて横から再び自身を挿入した。
「んっ、アァァア・・・・」
中から精液が溢れ出し、その滑りで蕾はいとも簡単に奥まで九流を飲み込む。
「ラスト1回。思い切り啼け」
楽しそうに笑う九流はざくろの体をそのまま満足するまで蹂躙した。
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